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大沼ワルツ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2016/07/13 |
JAN | 9784093864480 |
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大沼ワルツ
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商品レビュー
3.5
18件のお客様レビュー
実話を元にした物語ということで、舞台となる場所や時代背景に細やかな描写がある。フィクションの範囲は分からないけど、とても良く調べ上げられた中で構築されていった物語なのだろう。 この時代の家族が構築されていく様に、吉も悪しもあるなと思う。 展開される場面を楽しんで読めた。 (蛇足...
実話を元にした物語ということで、舞台となる場所や時代背景に細やかな描写がある。フィクションの範囲は分からないけど、とても良く調べ上げられた中で構築されていった物語なのだろう。 この時代の家族が構築されていく様に、吉も悪しもあるなと思う。 展開される場面を楽しんで読めた。 (蛇足) 近代に近づくと時間が飛んだりする。 朝の連ドラと同じようなものかと推測した。
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こういう家族いるんだなぁという感じでした。 一人一人優しくて、賑やかな家族構成だけど、毎日楽しく過ごせそうだなと思いました。
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舞台は函館の近く、大沼。 駒ケ岳が見守る北の大地。 時代は太平洋戦争末期〜昭和50年くらいだろうか。 三兄弟と三姉妹が次々に結婚していく。簡単なことではない事実をもとに小説を鮮やかに紡いでいく。 寡婦だった三兄弟の母、那須子の思いの強さに胸を打たれる。 自分がしてもらえなかっ...
舞台は函館の近く、大沼。 駒ケ岳が見守る北の大地。 時代は太平洋戦争末期〜昭和50年くらいだろうか。 三兄弟と三姉妹が次々に結婚していく。簡単なことではない事実をもとに小説を鮮やかに紡いでいく。 寡婦だった三兄弟の母、那須子の思いの強さに胸を打たれる。 自分がしてもらえなかったこと、例えば義母からの感謝を嫁には惜しみなく与える。…何と深い愛だろうか。自分の寂しさや哀しみを内に秘めたまま、生きて、人生を切り拓いて、望むような家族を得た。 何度も目頭が熱くなった。 縁あって家族になっても、中々結びついていられないものだから、たゆまぬ努力があったのだ。たくさんの優しさと強さと。 そんな那須子のお眼鏡にかなう姉妹たちだから、みんな芯の強い。働き者。 家族の結びつき、優しさ、うっとおしさ、息苦しさ、最後は理由も聞かずに抱きしめてくれる。 大きな自然に抱かれて、多分コンクリートのビルばかりで山も見えない私の故郷とは似ても似つかぬ土地。繋がっているのは空くらいかしら、と久しぶりに空を見上げた。 家事をして、働きに出て、帰って家事をして、子どもの世話を焼き、勉強を見て、寝かしつけて、気がつけば、帰宅して、「仕事」の連続で、スマホゲームに夢中で手伝いもしない旦那を疎ましく思ったり。 ちっぽけだな、自分と思った。
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