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一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート
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一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート

上原善広(著者)

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一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2016/06/30
JAN 9784041027431

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商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2024/09/18

面白すぎました。 やり投げと言えば、 北口さんではなくて溝口さん。 名前は聞いたことある、くらいでしたが、 スゴいオトコがいたもんです。 とても真似できない生き方だけど、 何か少し突き刺さる感じでした。 この不思議な文の構成も成功してますね。

Posted by ブクログ

2023/01/01

新年一冊目。 こちらの本、どなたかが薦められていた本であったが、全く忘れてしまっていて、ちょうど図書館で予約できたので、軽い気持ちで読んでみたが、思わぬ深さにたじろぐ。 「槍投げ」という競技は、この本を読まなければ、おそらく人生で関わることはなかっただろう。しかし、槍投げという...

新年一冊目。 こちらの本、どなたかが薦められていた本であったが、全く忘れてしまっていて、ちょうど図書館で予約できたので、軽い気持ちで読んでみたが、思わぬ深さにたじろぐ。 「槍投げ」という競技は、この本を読まなければ、おそらく人生で関わることはなかっただろう。しかし、槍投げという競技を通じて語られる、溝口さんのトップアスリートの流儀は、どの競技、いや人生において通じるものがあると感じた。 特に、溝口さんは、徹底的に「現実主義者」であり、感覚的な身体の動きを、言葉で表現できるという、文学的な才能も持ち合わせているように思えた。 トップアスリートの繊細な感覚に、言葉が加わると、力強く刺さる。イチローさんや武井壮さんが、技術について語る時と同じように、トップの世界で生きる人は、決して常識の積み重ねから生まれてこない言葉を持っている。 私が、特に印象に残っているのは、リラックスについてだ。今までは、全身の筋肉を緩めることだと思っていたが、溝口さんによれば、真のリラックスとは、「力は入っているのだが、自分では意識していない状態」のことを指すという。 この、いつでも切り替えられる状態にしておくことが、「リラックス」というものなのだろう。 そして、それは集中にもつながってくる。 『ずっと集中していてうまくいかない。ポイントだけ集中すれば、後はおしゃべりをしていても大丈夫なのだ。(P97)』スポーツ、とくに一瞬の集中力の積み重ねである、槍投げであるが故に、緩急が必要なのだが、実はその法則はそこにとどまらない。全てに応用がきく。 溝口さんはまた、他の競技で身についたものを、応用できないか、常に考えていたそうだ。 今では、技術を他の分野で応用することは、当たり前のように思えるが、おそらくそうでなかった時代に既にやっていたということが、すごいを通り越して恐ろしさすら感じた。 一年の始まりからこれほどにも力強く響いてくる本に出会えてよかった。 これだから読書は、やめられないのだ。

Posted by ブクログ

2020/05/29

自己ベストとは、己の本当の意味での限界のことである 海外にでると必ずマクドナルドを探すようにしていた。これだとおじはそう変わらないからだ。お腹をこわすリスクも減らせる。海外遠征のときは贅沢を言っていられない。旨い飯を食うために来たのではないのだ。ここには、自分の一生を賭けて闘う...

自己ベストとは、己の本当の意味での限界のことである 海外にでると必ずマクドナルドを探すようにしていた。これだとおじはそう変わらないからだ。お腹をこわすリスクも減らせる。海外遠征のときは贅沢を言っていられない。旨い飯を食うために来たのではないのだ。ここには、自分の一生を賭けて闘うために来たのだ。 WGPシリーズ 第一戦 サンノゼ 87.68m 世界新は再計測で87.60 「やり投げ屋」は、どこへ行こうが、どんな条件でも投げなければならない。そしてその記録は、受け止めなければならない 連戦が続くWGPの場合、試合が終わったからといって、その日の練習を休むわけにはいかない 日本記録なんか、どうでもいい。記録には2つしかない。世界記録と自己ベストだ。 日本記録など、外国ではだれも知らない DNガラン戦 わたしのやりだけ届かなかった。私はソウルで一度、終わった男なのだ。人のせいにしたくもないし、やりのせいにしたくない。すべて自分の責任だ。 とはいえ、投げるやりがなくては試合にならない。仕方がないので、どこの国の選手だったか、日本語で「ちっと貸してくれんか」と声を掛けて、やりを借りることにした。みな2,3本のやりを持ち込んでいるのだから、一本くらい借りたってどうってことはない こういうとき、人は「運が良い」と言うかもしれない。しかし、運も結局は、そのトウニンが引き寄せているのだ 世界記録はもちろん最大の目標ではあった。しかしそれ以上に、私はそこに至る過程を大事にhしたかった それもこれも、誰より膨大なトレーニング量と、世界成功の技術を追究している自信からくるのだ ただ己を向き合い、自己ベストを狙って投げるだけだ。そうすれば勝利は向こうからやってくるはずだ 精神面の才能とは、やる気があるとか、そんな基本的な話でない。スポーツ選手にも、考える感性やセンスと言ったものが必要となる。それは簡単にいえば、「自分で考える力」があるかどうか、その考える方向があっているのか、とうことだ。 私についてはもう、多くのひとが私の存在を忘れているようだ。私はそれで良いと思っている。一投にすべてを賭け、それにおおむね勝つことができたのだから。私には堂々と誇れる過程と結果がある。だから人々から忘れられても、私はなんとも思わない あとがき しかし、私は思った。忘れらたと思っているのは、実はあなただけだ。陸上関係者は今もまだ、あなたの鮮烈な投擲を覚えている。忘れようとしても、忘れられないのだ。今年のインターハイがちょっとした騒ぎになったのは、それを象徴しているのではないか。あの、鮮烈な、フォーム。誰よりも遠く飛んだやり。私もまた「溝口のやり」をわすれられない一人だった。 彼の原動力であった「馬鹿にされたら絶対に忘れない蛇のような執念」だろう

Posted by ブクログ

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