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和宮様御留
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1978/04/01 |
JAN | 9784061128910 |
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和宮様御留
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昭和53年に出版された、有吉佐和子さんの歴史小説。 明治維新前、開国を迫る諸外国に国一体となって立ち向かうため、「公武御一和」の大義のもと徳川家茂に降嫁することになった、皇女和宮のお話。 と言っても、和宮自身では無く知らないうちに替え玉にされてしまった下働きのフキという少女の過酷...
昭和53年に出版された、有吉佐和子さんの歴史小説。 明治維新前、開国を迫る諸外国に国一体となって立ち向かうため、「公武御一和」の大義のもと徳川家茂に降嫁することになった、皇女和宮のお話。 と言っても、和宮自身では無く知らないうちに替え玉にされてしまった下働きのフキという少女の過酷な話です。 下働きで元気だったフキが、急に呼ばれ着替えさせられ何も解らず、話してはいけない御所で和宮様の後ろに影のように侍り過ごすこと一年。学のないフキでも、宮さんは関東に行くのが嫌なんやということが解り、一度は宮さんの代わりをお勤めしようと思ったのもつかの間。 いよいよ関東に行くという時に、ひとり親身に世話をしてくれた乳母(こちらも替え玉)が、諸事情で出発が遅れ、その間世話をする女官や観行院からのぞんざいな扱いに、緩やかにおかしくなっていくのです…。 昔、このフキを大竹しのぶさんが演じたドラマを見てて、気がふれたフキが「あて、宮さんやおまへんえ。コンコンチキチン、コンチキチン…」と祇園祭のお囃子を口ずさみながら、ふらふら屋敷内を彷徨っているのが、怖くて怖くて(残念ながらDVD出てない) もちろん途中で気のふれた女を江戸城内に連れて行く訳にもいかず、もうひとり豪商の娘が替え玉になるのですが、そこはさらーっと流されてます。 読み始めは、御所言葉に慣れなくて読み進めるのに難儀しましたが、半分すぎる頃には知ってても次が気になって気になって、一気読みしちゃいました!
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