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浪人横丁 他一編 山手樹一郎長編時代小説全集 19 春陽文庫19
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春陽堂書店 |
発売年月日 | 1978/06/01 |
JAN | 9784394101192 |
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浪人横丁 他一編
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「浪人横丁」と「街に出た若様」の二作品を収録しています。 「浪人横丁」は、壬生藩の家臣で江戸に出てきた青江京介の物語です。国元で改革派が弾圧を受け、京介の父も命を落とします。そんな彼が、道中でお茂とその娘のお照に出会い、やがてお茂は、京介がかつて心ならずも手放すことになった息子...
「浪人横丁」と「街に出た若様」の二作品を収録しています。 「浪人横丁」は、壬生藩の家臣で江戸に出てきた青江京介の物語です。国元で改革派が弾圧を受け、京介の父も命を落とします。そんな彼が、道中でお茂とその娘のお照に出会い、やがてお茂は、京介がかつて心ならずも手放すことになった息子なのではないかと考えるようになります。一方、お茂の夫であった芳太郎がほかの女とのあいだにもうけた子で与力の松村半四郎は、お照に想いを寄せており、彼女と仲むつまじいようすの京介を陥れようとします。 さらに京介は、博打の家業を継いだ女親分のお浜にも、好意を寄せられるようになります。彼女の片腕だった市五郎は、彼女の叔父が死ぬと自分が彼女の亭主になろうという野心を起こし、お浜は京介を頼って市五郎の要求を拒もうとします。 京介の素性が明らかになり、彼に敵対していた半四郎も市五郎もそれを知って京介との対立が解消されるのですが、ずいぶんあっけない展開だという印象もあります。 「街に出た若様」は、座敷牢を出て一介の素浪人となった仁木竜太郎が江戸をめざし、芸者のお葉、貧乏達磨の山神彦十郎、大名の娘のお麗など、一癖も二癖もある人物と同行することになります。竜太郎が、お葉やお麗を追う者たちを飄々といなしたり、登場人物たちの噛みあわない会話がたのしめる、コミカルな内容の作品です。
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