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ぼんくら天狗 他一編 山手樹一郎長編時代小説全集 17 春陽文庫17
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春陽堂書店 |
発売年月日 | 1978/06/01 |
JAN | 9784394101178 |
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ぼんくら天狗 他一編
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「ぼんくら天狗」と「ぼんくら与力」の二作品を収録しています。 「ぼんくら天狗」は、おなじ著者の「遠山の金さん」の番外編に位置づけられる物語です。若いころの金四郎がお玉とのあいだにもうけたお夏は、定九郎市に因縁をつけられていたところを、「天狗太郎」と名乗る浪人にたすけられます。そ...
「ぼんくら天狗」と「ぼんくら与力」の二作品を収録しています。 「ぼんくら天狗」は、おなじ著者の「遠山の金さん」の番外編に位置づけられる物語です。若いころの金四郎がお玉とのあいだにもうけたお夏は、定九郎市に因縁をつけられていたところを、「天狗太郎」と名乗る浪人にたすけられます。その後、彼女を大奥にあげる計画があることが明らかになり、お玉は困惑します。しかしこの計画の話には、水野家の用人の西野喜左衛門と商人の灘屋万五郎の画策があることがわかり、天狗太郎は若いころの金さんとかかわりのあるお大名浅という男とともに陰謀に立ち向かいます。 「ぼんくら与力」は、江戸開城が間近にせまった幕末を舞台に、与力の宇田川倹吉の活躍をえがいた物語です。あくまで官軍と決戦をおこなうべきだと血気にはやる者にそそのかされ、倹吉の甥の岡部数馬も彰義隊に加盟することを決意します。しかし、決起隊は江戸の庶民から資金を強略するばかりか、軍紀も乱れるにいたり、江戸の治安は悪化します。倹吉は、兄を殺害されたお蘭という女に寄り添いつつ、彼自身の信じる正義を守るために戦います。 「ぼんくら」ということばをタイトルにふくむという共通点はあるものの、作品のテイストはかなり異なります。「ぼんくら与力」のほうは、なぜこのタイトルになったのかと、いぶかしい思いをいだきました。
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