- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1224-13-04
ひとはなぜ戦争をするのか 講談社学術文庫2368
定価 ¥990
550円 定価より440円(44%)おトク
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2016/06/01 |
| JAN | 9784062923682 |
- 書籍
- 文庫
ひとはなぜ戦争をするのか
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ひとはなぜ戦争をするのか
¥550
在庫なし
商品レビュー
4.1
61件のお客様レビュー
一度目と二度目の世界大戦の間に、国際連盟の依頼によりアインシュタインとフロイトが交わした戦争に関する手紙。 言うまでもなく、当時最高の知性が話し合っているわけだが、たった一往復の手紙のやり取りという性質上、議論が大きく深まることもなく終わった印象だった。印象に残ったのは、アイン...
一度目と二度目の世界大戦の間に、国際連盟の依頼によりアインシュタインとフロイトが交わした戦争に関する手紙。 言うまでもなく、当時最高の知性が話し合っているわけだが、たった一往復の手紙のやり取りという性質上、議論が大きく深まることもなく終わった印象だった。印象に残ったのは、アインシュタインによる以下の記述である。 「『知識人』こそ、大衆操作による暗示にかかり、致命的な行動に走りやすいのです。なぜでしょうか?彼らは現実を、生の現実を、自分の目と耳で捉えないからです。紙の上の文字、それを頼りに複雑に練り上げられた現実を安直に捉えようとするのです」 認知戦という言葉を最近よく聞く気がするが、一次情報に触れず、二次、三次情報に依存し、自身の知性に過度な自信を持ち、点と点をありもしない線で結びがちな「知識人」こそ認知戦の餌食になりやすい気がする。 結局、国際連盟は第二次世界大戦を止めることは出来ず、その後に出来た国際連合の限界も、本レビューを書いている2026年時点では現在顕になっている気がする。戦争を人間社会に当然のものと認識することは容易いが、今一度立ち止まり、アインシュタインのように「ひとはなぜ戦争をするのか」という子供の様な問いを各個人で考えることは決して無駄ではないように思う。
Posted by 
この本は、なんとアインシュタインが、フロイトに「人間を戦争から解き放つことはできるのか」と質問し、 フロイトがそれに応えた書簡集です。 国際連盟がアインシュタインに「誰でも好きな人に、 いまの文明で最も大切と思える問いをしてほしい」と提案したことから実現しています。 ときは1...
この本は、なんとアインシュタインが、フロイトに「人間を戦争から解き放つことはできるのか」と質問し、 フロイトがそれに応えた書簡集です。 国際連盟がアインシュタインに「誰でも好きな人に、 いまの文明で最も大切と思える問いをしてほしい」と提案したことから実現しています。 ときは1932年、ナチスが政権を掌握する前年で 、欧州がきな臭くなってきた時期。 2人ともユダヤ系だったため、 その後アインシュタインは1933年に米国へ、フロイトは1938年に英国へ亡命しています。 アインシュタインにとって、戦争のリスクは、まさに焦眉の問題でした。 書簡2通だけで、わずか50ページほどの内容ですが、 100年近く経ったいまでも、幸か不幸か、読む価値は減じていません。 アインシュタインは、すでに質問の段階で人間の心にこそ、権力欲や破壊への衝動など、 戦争の解決を阻む障害があるのではないかと問題提起しています。 これに対して、フロイトは同意して受け止め、さらに補足していきます。 まず、「人間も動物も利害の対立は暴力で解決してきたが、 人間は、暴力の支配から、法の支配を生み出し、暴力をコントロールするようになった」とします。 しかし、「法は支配者により作られ、支配者に都合のよいものになっていく。 支配者に対抗するには、意見の一致と協力による団結の力が必要」なことも指摘。 その後は、フロイトらしく「人間には破壊への欲動(死への欲動)とエロス的欲動(生への欲動)がある。 わかりやすく言えば、愛と憎しみだが、決して善悪ではなく、両方必要で混ぜ合わさっている」とも説明し、 「人間から攻撃的な性質を取り除くなど、できそうにもない!」といったんは結論づけます。 しかし、最終的には戦争防止のために、人間の攻撃性に、戦争とは別のはけ口を見つけてやることや、 愛や一体感など、感情の絆を作り上げることの大切さを説くのです。 そして、「文化の発展を促せば、戦争の終焉へ向けて歩みだすことができる!」と結んでいます。 歴史を振り返れば、いつの時代も人間は戦争を止めることはできず、 人間の宿痾であることは、もはや否定できませんが、 また、人間だからこそ、戦争を止められる可能性があることも明らかにしています。 日本にしてみれば、アニメやマンガはいまや世界が注目する立派な文化。 そうした文化交流や民間外交を広げていけば、ひいては戦争抑止につながるということは、 本書を読んで再認識できました。 なお、光文社古典新訳文庫からも、中山元訳『人はなぜ戦争をするのか』として刊行されており、 こちらの方が新訳で、フロイトの他の論考4点も収録されていますが、 アインシュタインの質問の手紙は割愛されています。
Posted by 
メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1963006699733975493?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
Posted by 
