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ひとはなぜ戦争をするのか 講談社学術文庫2368
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ひとはなぜ戦争をするのか 講談社学術文庫2368

アルバート・アインシュタイン(著者), ジグムント・フロイト(著者), 浅見昇吾(訳者)

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ひとはなぜ戦争をするのか 講談社学術文庫2368

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/06/01
JAN 9784062923682

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ひとはなぜ戦争をするのか

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2026/03/09

とても気になるタイトルであり、そのテーマによる手紙のやり取りという本である。 という期待を持って手に取ったのだが、なんと驚いたことに、半分もいかないうちに二人の手紙が終わってしまった! その後の解説の方が実は長い。むしろ解説者の方が主体なのか?と思ってしまった。 あとがきの中では...

とても気になるタイトルであり、そのテーマによる手紙のやり取りという本である。 という期待を持って手に取ったのだが、なんと驚いたことに、半分もいかないうちに二人の手紙が終わってしまった! その後の解説の方が実は長い。むしろ解説者の方が主体なのか?と思ってしまった。 あとがきの中では、戦争の最中で、検閲を免れつつ この手紙が発見されたことの方が奇跡ということだ。 確かにそうであろう。 そうであろうが、やはり書簡をかわすということは、交わすというために何往復かするか、それとももっと考察を深めた形での 言葉が欲しかった、という勝手な個人的感想である。 フロイトの破壊衝動に対する見解について アインシュタインはどのように答えるのだろうか?という期待を込めたら終わってしまっている。 手紙の内容はフロイトらしいと言うか、人間の衝動や欲求については述べられているが、その根本原因に当たるものまでは、さかのぼっていない。 大胆な言い方かも知れないが、自然科学的に現実にそういうものがある、ということを述べているだけで、もう一段、深い発生原因まで探求してほしいと感じた。 そもそも、その戦争という根本原因を探ろうとするテーマである。 そのためフロイトの意見を、物理学者としてのアインシュタインはどのようにその意見を捉え、どのような返事を書くかをとても期待した。 しかし、もう続きは読めない。 また、解説のお二人の長い語りがあったが 「あなたの言葉と見解が読みたくて買ったいわけじゃないんですよ!」という、 がっかりな感じを込めて星は下げている。 お互いの手紙の中で鋭いと思われた言葉を抜き出しておく。 ~アインシュタインの手紙~ いつの時代でも国家の指導的な地位にいる者たちは自分たちの権限が制限されることに強く反対します。それだけではありません。この権力欲を後押しするグループがいるのです。金銭的な利益を追求しその活動を推し進めるために権力にすり寄るグループです。 答えは1つしか考えられません。人間には本能的な欲求が潜んでいる。憎悪に駆られ相手を絶滅させようとする欲求が! 教養のない人よりも、知識人と言われている人たちの方が暗示にかかりやすい と言えます。 ~フロイトの手紙~ 暴力で敵を殺すのではなく、屈服させるだけで満足するようになるのです。 恐怖心を植え付け、何かの労働に使う。 メンバーの間に生まれる、感情の一体感。 エロスと破壊欲動が結びついて出来上がった、一つの欲動によって行動が引き起こされる。 破壊欲動は死の欲動と呼ぶことができます。死の欲動が外の対象に向けられると破壊欲動になるのです。 人間の攻撃性を完全に取り除くことが問題なのでありません。人間の攻撃性を戦争という形で発揮させなければ良いのです。戦争とは別のはけ口を見つけてやれば良いのです。 単なる妄想ではあるが、是非とも現代的 YouTube のように、二人がこのテーマで対談するところを見れなかったのはとても残念である。

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2026/02/21

文化の発展とは、人間が理性的な存在であるという証の成果でもあります。二つの欲動に流され、権威に溺れ、人間としての理性を放棄することは、オルテガ・イ・ガセットの説く「野蛮」(barbarie)に他なりません。人間は、他者を尊重することができ、他者と意見を交わすことができます。文化の...

文化の発展とは、人間が理性的な存在であるという証の成果でもあります。二つの欲動に流され、権威に溺れ、人間としての理性を放棄することは、オルテガ・イ・ガセットの説く「野蛮」(barbarie)に他なりません。人間は、他者を尊重することができ、他者と意見を交わすことができます。文化の発展とは、人間が「より人間らしく」生きる姿勢の表れだと思います。現在でも続いている戦争という「文化の衰退」が、少しでも早く無くなることを祈るばかりです。

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2026/02/08

一度目と二度目の世界大戦の間に、国際連盟の依頼によりアインシュタインとフロイトが交わした戦争に関する手紙。 言うまでもなく、当時最高の知性が話し合っているわけだが、たった一往復の手紙のやり取りという性質上、議論が大きく深まることもなく終わった印象だった。印象に残ったのは、アイン...

一度目と二度目の世界大戦の間に、国際連盟の依頼によりアインシュタインとフロイトが交わした戦争に関する手紙。 言うまでもなく、当時最高の知性が話し合っているわけだが、たった一往復の手紙のやり取りという性質上、議論が大きく深まることもなく終わった印象だった。印象に残ったのは、アインシュタインによる以下の記述である。 「『知識人』こそ、大衆操作による暗示にかかり、致命的な行動に走りやすいのです。なぜでしょうか?彼らは現実を、生の現実を、自分の目と耳で捉えないからです。紙の上の文字、それを頼りに複雑に練り上げられた現実を安直に捉えようとするのです」 認知戦という言葉を最近よく聞く気がするが、一次情報に触れず、二次、三次情報に依存し、自身の知性に過度な自信を持ち、点と点をありもしない線で結びがちな「知識人」こそ認知戦の餌食になりやすい気がする。 結局、国際連盟は第二次世界大戦を止めることは出来ず、その後に出来た国際連合の限界も、本レビューを書いている2026年時点では現在顕になっている気がする。戦争を人間社会に当然のものと認識することは容易いが、今一度立ち止まり、アインシュタインのように「ひとはなぜ戦争をするのか」という子供の様な問いを各個人で考えることは決して無駄ではないように思う。

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