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がん 4000年の歴史(下) ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2016/06/24 |
JAN | 9784150504687 |
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がん 4000年の歴史(下)
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がん 4000年の歴史(下)
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商品レビュー
4.4
17件のお客様レビュー
上下巻ともオーディブルで読んだ。 僕は15年前まで分子遺伝学の研究をしていたが、面白かった。 教科書と違い、歴史に沿ってがんについて人類が何を見つけてきたかがエピソードと共に語られている。これが面白かった。 上巻は僕にはイマイチだった(それでも面白い)。というのも分子生物学のな...
上下巻ともオーディブルで読んだ。 僕は15年前まで分子遺伝学の研究をしていたが、面白かった。 教科書と違い、歴史に沿ってがんについて人類が何を見つけてきたかがエピソードと共に語られている。これが面白かった。 上巻は僕にはイマイチだった(それでも面白い)。というのも分子生物学のない時代の癌研究なんてどうでも良い体。 下巻は素人には難しそうだなとは思ったが僕は楽しかった。 あと、2024年現在どうなっているのかを知りたくなった。 人類が早くがんを克服することを願っていると同時に、がんを克服できたら、人類の生命科学への理解は著しく進歩しているだろうと感じた。
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がんと人間の壮絶な戦いを紡いだ歴史書。がんそのものの存在は古代から知られていたようだ。その当時は、体液ー黒胆汁の仕業とも理解されていた。そのような時代から、がんの由来は細胞の異常増殖であるという理解に至るまで長い年月を要することになる。 その間にも、医者は外科手術や化学療法などの...
がんと人間の壮絶な戦いを紡いだ歴史書。がんそのものの存在は古代から知られていたようだ。その当時は、体液ー黒胆汁の仕業とも理解されていた。そのような時代から、がんの由来は細胞の異常増殖であるという理解に至るまで長い年月を要することになる。 その間にも、医者は外科手術や化学療法などの手法を駆使して、がんに挑んできた。外科手術は、根治に向け文字通り身体を切り刻み、化学療法では文字通り毒をもってがんに立ち向かう・・。その歴史は、まさに人間とがんとの、そして医者と計らずも戦場に駆り出された患者との壮絶な戦いの歴史であることがよくわかる。 がんの由来は発がん因子によるDNA損傷と、細胞分裂の際に偶然起きるDNAのコピーミスによるそうだ。 前者は外因性によるので予防可能かもしれないが、後者は内因性であり、我々に本来備わっている性質であり、がんを克服しようとする際の越えられない障壁であるかもしれない、と著者は言及する。 現代医学の進歩をもってしても、気鋭の腫瘍医をもってしてもこのように立ちはだかる「がん」。気の滅入る病であるが、がんに対する知識をこの歴史物語をとおして身につけることができる。
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各論毎に学ぶことの多かったがんに関して、分野横断的に論じていた本書は点と点が繋がる感じがとても面白かった。がんは細胞の遺伝子異常により未分化細胞が無秩序に増殖して発生するが、喫煙などの外的要因以外の遺伝子の修復エラーなどは予防できないのだろうか。昔は感染症などにより、がんを発症す...
各論毎に学ぶことの多かったがんに関して、分野横断的に論じていた本書は点と点が繋がる感じがとても面白かった。がんは細胞の遺伝子異常により未分化細胞が無秩序に増殖して発生するが、喫煙などの外的要因以外の遺伝子の修復エラーなどは予防できないのだろうか。昔は感染症などにより、がんを発症するまで生き延びる人が少なかったというが、がんを克服したあとは何が人類の主な死亡原因となるのか興味がある。
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