確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

森岡毅(著者), 今西聖貴(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2016/06/02
• JAN: 9784041041420

商品レビュー

2024/04/16

現在は1to1マーケティングが盛んでる中、改めてマスマーケティングの必要性が気づけた一冊。
1to1と言えば、どうしても消費者一人ひとりを見ていく傾向性がありがちですが、消費者選択プレパァレンスによって、まずその商品想起できなければ、その消費者にアプローチさえできないし、1to1もできません。なので1to1の前に、確率思考で市場の消費者数を増やすための戦略も重要と思う。

2024/02/05

「人生は、確率。できることは確率を上げること、結果に対して悔いはない」

改めて言語化されると刺さるものがある。
最近大変光栄な貴重な機会をいただいたのだけど、一度きりの人生、いろんな運やチャンスを逃さず掴み続けるためにも、常にベストな自分でいたいし、後悔しない選択をしていきたいなと思った。

USJの立て直しで有名なマーケターの森岡氏と、同じくP&G出身でタッグを組んできた今西氏の共同著書。数学的な観点からビジネスの成功確率を上げるためのヒントが詰まった1冊。数字を追いかけたり統計学的な考え方は正直苦手な分野だけど、言わんとしていることはとてもよくわかるし納得感がある。
「市場構造を決定づけているDNAは、消費者のプレファレンス(消費者のブランドに対する相対的な好意度)である」と述べる森岡氏。数々の数学的フレームワークが紹介されているけれど、あくまでも理論の根拠を示しているものであり、そこをすっ飛ばして読んでもマーケターには大変参考になる本だと思います。

2023/10/30

数式の理解は3割しかできなかったけど、データと数学の組み合わせが最強の武器になることはよくわかった。
じっくり身につけて、自分でもデータに裏打ちされた緻密な予測ができるようになりたいと思った。