世界を動かすリーダーは何を学び、どう考え、何をしてきたのか？ プラチナリーダー550人を調査してわかったこと

D.マイケル・リンゼイ(著者), M.G.ヘイガー(著者), バートン久美子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 日本実業出版社
• 発売年月日: 2016/06/01
• JAN: 9784534053930

商品レビュー

2021/11/19

キャリアで成功するかどうかはどの大学で学んだか、裕福な家庭で育ったかといったことよりも優れたメンターに指導を受けたかどうかの方が重要である。この文章を読み、来年社会人になる自分としてはとてもためになりました。

真のリーダーシップ
・時間とエネルギーを生産的に使う
・人にやる気を起こさせ、人を動かすことにたけている
・人々の豊かな生活を目指すビジョンに沿った企業文化を築く

リーダーの印象を変えられたそんな本でした。

2016/12/20

・「プラチナ・リーダー」とは、リーダーの中のリーダー。「プラチナ・リーダー」とほかのリーダーとを分ける独特の特質３点
１）所属する組織が持つ影響力の規模
２）チャンスを最大化し、変化を引き起こそうとする傾向
３）人々の信頼と善意を獲得する才能

・「プラチナ・リーダー」はキャリアの早い時期に「ゼネラリスト的思考」を身につけている。リーダーにはさまざまなことに広く浅く取り組み、専門外のビジネス分野にも精通し、時事問題に詳しく見解の相違を超えて通じ合う能力が必要。このリベラル・アーツ的なアプローチ法を「プラチナ・リーダー」は全員身につけている。

・学校代表の運動選手だったリーダーは驚くほど多い。また、過半数が高校か大学のいずれかで学生自治会で活動した経験をもっている。リーダーの３分の２はエリート校とはみなされない大学に在籍していた。一流大学が将来の収益力に大きな差を生むものではないこともわかっている。エリート教育の真の価値は在学中に獲得する社会的な資本（＝特定のネットワークに所属することで得られる価値）、文化的な資本（＝服装やマナー、文化的知識、教育などの財産）である。事実、リーダーが卒業した大学の大半はトップ校ではないが、卒業後に進んだ大学院はいくつかの名門校に集中している。分岐点は大学院在学中か卒業直後に訪れる。専門分野に関連する技術を高めつつ、人生に対しては幅広いリベラル・アーツ的な態度を持ち続けて、ほかの学生たちとは、一線を画すようになってくる。特定分野での精通度を高めながら、専門家の狭い視点を超えて物事を見る力を維持する能力が、プラチナリーダーと単なる研究者との違いを生む。

・３分の１のリーダーが重要なターニングポイントを経験したが、その多くは触媒（＝特定のメンターetc）を通じて出会っている。これらのターニングポイントは２０代から３０代の間に起こった出来事やその期間に下した決定がその後の人生に大きな影響を与えている。

・リーダーたちは２０代から３０代の間に実際にリーダーの役割を担い、リスクをとり、成功と失敗の両方から学ぶ機会を持つことが多い。こうした学びがリーダーシップに必要なさまざまな技術と広範な視点を育成するのに不可欠のようだ。

・真のリーダーシップを構成する３つの能力
１）時間とエネルギーを生産的に使う　
２）人にやる気を起こさせ、人を動かすことに長けている
３）人々の豊かな生活を目指すビジョンに沿った企業文化を築く
これらこそリーダーシップであり、文化であり、価値観。これらをうまくやり、適材を見つけ、自由に仕事をさせ、結果を評価して報いれば、そんなに難しいことではない。

・リーダーの大事な仕事は「人を動かす」こと。プラチナリーダーは多様な仕事と向き合うことでエネルギーをもらい、リスクの高い仕事をこなして成長していく。リーダーの行動は、一人の人間としての仕事を超えたものとなる。リーダーの熱意と仕事に対する態度は組織全体を流れ、とてつもなく大きな成果をもたらす。これはプラチナリーダーにとってのチャレンジでありアドバンテージ。リーダーのすることは何もかもが拡大されていく。

・偉大であるということは誤解されるということだ。リーダーは一般の人々との間に大きなコミュニケーション・ギャップがあるのを感じている。打ち明けられない話を胸に秘めながら、批判に耐えなければならない。これもリーダーシップの代償である。

・リーダーは最も判断が難しい問題に集中し、小さな問題は部下に扱いを任せるべき。リーダーの最も重要な仕事は意思決定。

・持っているすべての情報を提供し、選択肢を提示するのがリーダーの側近の仕事。どうすべきかを決定するのがリーダーの責任。厳しい決断が必要なとき、実行可能なオプションをリーダーに提示する。そうした部下を育てるのが優れたリーダーであろう。

・プラチナリーダーは、一人の人生、一つの経験から得られる善を１００倍の大きさに変えることができる。

・ビジネスの根本的な目的は仕えること、すなわち社会に貢献すること。

2016/08/18

リーダーの中のリーダー（プラチナリーダー）へのインタビューを通じて、共通点などを紹介している。

プラチナリーダーとは
1.所属する組織が持つ影響力の規模
2.チャンスを最大化し変化を起こそうとする傾向
3.人々の信頼と善意を獲得する才能

実は現在プラチナリーダーとして各界に君臨しているリーダのキャリアは、特に20歳になる前にしていたことは、その後のリーダーとしての人生に関係していない事が多く、多くは大学での恩師や就職してから「可能性とチャンス」をスタートポイントして、与えられた機会を必ずそして巧みに活用する事を足掛かりとしている。

色々書かれていたが、リーダーになるには、チャンスを与えられる機会を得るまでに準備をしている事。
その為に上の人の行動を見て学ぶ事が大事だと思った。