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サイクス=ピコ協定百年の呪縛 中東大混迷を解く 新潮選書
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サイクス=ピコ協定百年の呪縛 中東大混迷を解く 新潮選書

池内恵(著者)

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サイクス=ピコ協定百年の呪縛 中東大混迷を解く 新潮選書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/05/01
JAN 9784106037863

サイクス=ピコ協定百年の呪縛

¥220

商品レビュー

4

28件のお客様レビュー

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2024/09/24

サイクス・ピコ協定の本。 中東がどうして平和にならないのか知りたくて最近これ系の本を読み漁ってる。 宗教も民族もごちゃっと住んでる所を西欧列強が適当に国を取り合って国境を引いたからだとか、各宗派や部族を自国の有利になるようにけしかけて代理戦争をさせているというのがよく分かってきて...

サイクス・ピコ協定の本。 中東がどうして平和にならないのか知りたくて最近これ系の本を読み漁ってる。 宗教も民族もごちゃっと住んでる所を西欧列強が適当に国を取り合って国境を引いたからだとか、各宗派や部族を自国の有利になるようにけしかけて代理戦争をさせているというのがよく分かってきて暗澹とした気分になってます。 サイクス・ピコ協定以外にもクルド人についてもちょっと書いてました。 日本に入って来て欲しくないなぁ。 自分の国を作ってください中東に。 世界に平和なんて来ないのかな。 この人たちはずっと紛争をやり続けるのかな。

Posted by ブクログ

2024/08/29

 中東問題の根源は、1916年5月16日、第一次世界大戦下にイギリスとフランスがサイクス=ピコ協定によって中東を人為的に分割したからだ――と言う説明が「専門家」からも為されることがあるのだが、本書を読むとそう単純ではないことが分かる。サイクス=ピコ協定で策定された単純な分割案は実...

 中東問題の根源は、1916年5月16日、第一次世界大戦下にイギリスとフランスがサイクス=ピコ協定によって中東を人為的に分割したからだ――と言う説明が「専門家」からも為されることがあるのだが、本書を読むとそう単純ではないことが分かる。サイクス=ピコ協定で策定された単純な分割案は実施されておらず、その後のセーヴル条約ではより実態に近いかたちでモザイク状に分割されたが、問題は全く解決しなかった。それどころかムスタファ・ケマルらの民族主義に基づく蜂起を促し、ローザンヌ条約でトルコ共和国の成立へと繋がってゆく。  現代の情勢は、むしろ大元のサイクス=ピコ協定が結ばれた情勢に近いのではないか、という指摘が興味深い。ロシアの南下に対抗できない「弱すぎるオスマン帝国」を欧米はどこまで信じ、どこまで支えるのか?

Posted by ブクログ

2023/12/31

パレスチナ紛争の再燃を受け、こちらを読了。 露土戦争の歴史(クリミア、アルメニア、クルド人自治区、シリア…)が今の国際情勢へと続いていることが良くわかりました。 地図で見ると、トルコって本当にすごい立地ですね。。

Posted by ブクログ

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