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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2016/06/14 |
JAN | 9784396634988 |
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商品レビュー
3.6
20件のお客様レビュー
死ぬことだけを切り取って集めた短編集。 自分と不倫していた相手の妻が通り魔に刺され死ぬ。 自死した娘と、その娘婿との一日。 この2つがよかった。 自死した娘〜の実母、この人が何より恐ろしかった。 でも、たくさんいるのだろうなあ。私の母も同じタイプ、私は振り切って出てきたけど。 ...
死ぬことだけを切り取って集めた短編集。 自分と不倫していた相手の妻が通り魔に刺され死ぬ。 自死した娘と、その娘婿との一日。 この2つがよかった。 自死した娘〜の実母、この人が何より恐ろしかった。 でも、たくさんいるのだろうなあ。私の母も同じタイプ、私は振り切って出てきたけど。 本自体の装丁の赤も通常の死ではなく、なんとなく不穏な死を思わせる。
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柴田錬三郎賞受賞作。 死をモチーフにした10編の短編小説集。 「時計」沙月という可愛くてわがままなお姫様のための秘密。 「逃げる」底意地の悪い、ぞっとする話でした。 「ドア」都会的で華やかだけど、どこか病んだ人たち。 「ボトルシップ」先がどうなるのか、すごく気になった話。 「赤...
柴田錬三郎賞受賞作。 死をモチーフにした10編の短編小説集。 「時計」沙月という可愛くてわがままなお姫様のための秘密。 「逃げる」底意地の悪い、ぞっとする話でした。 「ドア」都会的で華やかだけど、どこか病んだ人たち。 「ボトルシップ」先がどうなるのか、すごく気になった話。 「赤へ」ボタンの掛け違いのような話。 「十三人目の行方不明者」結末はよくわかると思いました。 「母のこと」作者のお母さまの実話だと思います。 前半、「時計」「逃げる」「ドア」あたりを読んでいた時は、この短編集はホラーではないかと思う程怖いと思いました。 作者の、荒野さんは完全に大人の目線でぐいぐいと読ませる話ばかりでした。 「母のこと」は実話のようで、母娘関係がさらりと描かれていて素敵でした。一番好きな話でした。 この作者のポジティブな話を読んでみたいと思わされました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
プールにやってくる変わった老婆2人。 双子の妹を殺してしまった幼き姉だけが知らない真実を知ってしまった時、時間は戻せない現実。 交際相手の妻が通り魔に刺された事件当日、妻が普段来ない場所にいた理由。 バーの常連たちのとりとめない会話、実は自殺していた常連のうちの1人。 がん治療をしていた過去、嫌われ者だった亡くなった同級生のこと。 自分で命を絶った娘であり妻。残された母と夫の交差する思い。 庭いじりの参考にしていたブログの著者が闘病の末に止まった更新が語る事実。 災害のどさくさに紛れて行方不明になったいた男。 物静かでいながらも残された人生を母なりに謳歌していた、亡くなった母のこと。 自殺した娘の同級生に残されたいじめのこと、娘のラインから考えたこと。 死んでいった人たち、残された人たち。 どれもミステリアスな雰囲気。 母のこと、は著者のお母様にたいする思いなのかな。 母のことがとても好きだったと、堂々と言ってのける清々しさ、本当に好きだったんだなと、圧倒されます。
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