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ジャッジメント 祥伝社文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2016/06/15 |
JAN | 9784396342159 |


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商品レビュー
4.3
15件のお客様レビュー
新人弁護士の元に 高校時代の野球部のエースでプロ野球の道に進んだ球友の弁護依頼が舞い込む。 所属していたチームの監督殺害容疑。 無罪を信じて戦う、弁護士、妻、元チームメイト。 現在の法廷と高三の夏を交互に。高三の夏がどんな終わり方をしたか、徐々にわかってきます。そして、法廷と試...
新人弁護士の元に 高校時代の野球部のエースでプロ野球の道に進んだ球友の弁護依頼が舞い込む。 所属していたチームの監督殺害容疑。 無罪を信じて戦う、弁護士、妻、元チームメイト。 現在の法廷と高三の夏を交互に。高三の夏がどんな終わり方をしたか、徐々にわかってきます。そして、法廷と試合の両方の勝利を期待しながら読むことになります。 家庭の事情で 弱小チームで甲子園を目指すことになったエースへの チームメイトの想いが最後に明かされます。ここで、序章が鮮やかによみがえります。 プロ野球のスカウトとか、トライアルとか、高校球児がプロとなる厳しさとか、関わる大人の汚さとか、知らない世界で面白く読みました。
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かつての高校野球部の仲間が、殺人犯に。無実を信じる、元チームメートの駆け出し弁護士が、奔走する。 青春時代の仲間たち、そして、大人になってからの邂逅。 こういうシチュエーションは、多いが、 青春の爽やかさを残しつつ、法廷ものの駆け引きなどが楽しめて、 なかなか、面白かった。 ...
かつての高校野球部の仲間が、殺人犯に。無実を信じる、元チームメートの駆け出し弁護士が、奔走する。 青春時代の仲間たち、そして、大人になってからの邂逅。 こういうシチュエーションは、多いが、 青春の爽やかさを残しつつ、法廷ものの駆け引きなどが楽しめて、 なかなか、面白かった。 主人公は、駆け出し弁護士の中垣。 プロ野球チームの監督が殺害され、 その犯人として、同じチームで、監督から戦力外通告を受けていた ピッチャーの宇土が逮捕される。 中垣と宇土は、弱小高校野球部のチームメイトで、 宇土はエースとして、甲子園を目指す逸材、 一方の中垣は、控え投手だった。 中垣と宇土の間には、複雑な因縁があるのだが、 無実を訴える宇土を信じて、中垣は弁護を引き受ける。 だが、公判が始まる前に、宇土と監督が 会っていたところを見たという目撃者が現れる。 宇土は、監督と会ったのは午後十一時で、すぐに別れたと主張。 目撃証言は、二人を見たのは、事件が発生した時間に近い、 午前一時だというもの。 中垣は、その証言を崩して、宇土の無実を証明できるのか。 この作家さんの、「エンマさま」シリーズなどとは、一味違った作品で、 新鮮だった。 中垣が、いい人過ぎるという感じを受けたが、 かつての仲間たちの、大人になっても変わらない爽やかな友情と共に、 謎解きの面白さもあり、一気に読んだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初にそれとは思わせないような形で伏線が張られて、その後は現実と高校時代が交互に描かれ、大きな展開もなく冤罪が晴れる。 やや強引な展開かなと思いきや最終章で一気に明らかになる事実が明かされ、伏線もしっかり回収される。そこに作者らしさを感じた 主人公中垣をはじめとした高校時代の仲間が決意したことはやや現実離れしている部分もあるが青春小説としてはこれで良いのかもしれない。
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