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ミス・ビアンカ くらやみ城の冒険 岩波少年文庫233
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2016/05/01 |
JAN | 9784001142334 |
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ミス・ビアンカ くらやみ城の冒険
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ミス・ビアンカ くらやみ城の冒険
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商品レビュー
3.2
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ミス・ビアンカ、バーナード、そしてニルスの冒険にワクワク! 囚われた詩人を救うため、バーナードは大使館のせとものの塔に住む美しくて聡明なミス・ビアンカの協力を得ようと彼女を訪ねる。何不自由ない暮らしをしていたミス・ビアンカだが、救出の手助けをしてくれることになった。ノルウェーの協力者であるニルスも加わり、一同はくらやみ城へ向かう——。 これは確かにワクワクする。ミス・ビアンカがとてもチャーミング。気取ったところもあるが、いざというときの落ち着きと度胸がとても魅力的なヒロインだ。はじめは気後れしていたバーナードも、最初から勲章を持っていたように、冒険の中で勇気と誠実さを示してくれる。また船乗りねずみのニルスも、乱暴な言葉遣いとは違って、ミス・ビアンカに対して紳士的に接し、バーナードとは熱い友情と信頼を持って冒険を乗り越える。 ネコとの攻防もスリリングで一気に読んでしまった。続きを読むのが楽しみ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ミス・ビアンカシリーズ。 原題は「ザ・レスキュアーズ(救助者たち)」というだけあって、シリーズ最初の今作は、「くらやみ城」というおどろおどろしい牢獄から、ひとりの詩人を救出する話です。 ねずみの団体「囚人友の会」が、ノルウェー人の詩人を救うため、ノルウェー語のできるノルウェーのねずみを詩人の救出に向かうよう、1匹のねずみをノルウェーに派遣します。 「くらやみ城」がどこにあるのかは明記されていませんが、地中海から川を北上する、山の奥にあるようです。(北イタリア?) ノルウェーねずみに話をするよう選ばれたのが、ミス・ビアンカ。 あまやかされた、世間知らずの、社交好きの、おしゃれな、ぜいたくな、旅行好きの、わがままなミス・ビアンカが選ばれた理由はただひとつ。 飼い主の大使が、ノルウェーに赴任することになったから。 飛行機でびゅ~んと行けちゃうわけです。 しかし楽なのはそこまで。 世間知らずですから、ノルウェーねずみとの会話もかみ合わない。 なんとか船乗りねずみのニルスをつれて「囚人友の会」に帰ってきて、ミス・ビアンカに仄かな恋心を寄せるバーナードと3人で「くらやみ城」を目指します。 ミス・ビアンカはあまやかされた、世間知らずのねずみではありますが、責任感が強く、怖いからといって逃げ出すことはありません。 邪悪な猫のマメルークに対しても、恐怖をおさえて頭を使い、仲間の危機を救います。 下で受け止めてくれるという仲間を信じて、高いところから飛び降りたりもします。 さて、ねずみの冒険もさることながら、人間の詩人をどうやって救出するのか。 そもそもねずみと人間の間で意思の疎通は可能なのか。 ”詩人というものは、あたりまえのことにおどろきを見いだし、おどろくべきことを、あたりまえにうけとる才能をもっているものです” つまり、問題なし。 そこここに、都合のいい偶然が転がっているのはご愛敬。 挿絵のガース・ウィリアムズの絵がまた、素晴らしい。 過剰な擬人化はしていないのに、ちゃんとミス・ビアンカとニルスとバーナードが描き分けられています。 挿絵を見ているだけで、和むなあ。
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ネズミ3匹がくらやみ城っていう監獄まで行って囚人を脱走させる、っていう話で、ネズミがどうやって監獄まで行くのか、など、かなりドキドキするようなストーリー展開だった。 だいたい3時間ぐらいで読み終わったけど、ネズミ3匹の個性もちゃんとハッキリとわかるし、面白かったと思う。
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