頭のいい人は暗記ノートで覚える！ 「時間は半分、成果2倍」の勉強法

碓井孝介(著者)

• 販売会社／発売会社: 三笠書房
• 発売年月日: 2016/05/18
• JAN: 9784837926351

商品レビュー

2023/03/20

知識をアウトプットしやすいように視覚的に覚えるノート作り、ひいてはその思考方法を説いた本である。
勉強を「手段」、試験合格を「目的」としており、実際に難関試験に合格した筆者がこれを説くため説得力がある。特に、ひとつの事象について、その理由、結果、関連と数珠繋ぎで記憶する方法は効果的であると思う。

しかし、ノートのフォーマットや思考方法は目新しいものではなく(私は中学から実践していたし)、私は、勉強の意味は知識を得ること自体であると考えているので、勉強を単なる手段とする考え方に反対である。総じて、新たな学びは少なかったと感じた。

以上のことから、暗記が苦手で、試験合格のために知識を詰め込みたい受験生にお勧めの一冊である。

2019/06/01

筆者は、独自に編み出した「暗記ノート」を使い、司法書士、公認会計士に短期の勉強で合格。

「暗記ノート」のつくり方、使い方を紹介。

キーワードは３つ
１．しぼる
　　覚えるべき情報と、覚えなくてよいを見分ける。
　　覚えるべき情報を短いキーワードにする。

２．まとめる
　　忘れにくい記憶は「まとまっている」
　　複数の知識で固まっている

３．図で覚える
　　図にすることで「視覚化され」覚えやすくなる

上記を活用するために

・何度も繰り返す。
　繰り返し方も効率的に、時間は有限なので、優先順位をつけて。

・しぼる方法
　過去問題から傾向をつかむ

・キーワードの抽出
　図表に注目

2018/03/18

もともと暗記が苦手で、試験前にあわせて無理やり詰め込んでいた。
その頃の記憶があるから、今も苦手意識だけが残っている。

この本にとってのゴールは「読み終えること」ではなく、行為として身につけるということ。
メソッドがない分野なので拒否感が強く、受験生でもない自分には用いるとして、なにをどうやって持っていけばいいのかわからない。入口が見つからない。

一歩でも踏み込めれば、書いていくうちにポイントを拾ったりまとめで結んでいく線が洗練されていく。と、思いたい気持ちをこめて☆3個。