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ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実
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ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実

ジェフ・エメリック(著者), ハワード・マッセイ(著者), 奥田祐士(訳者), エルヴィス・コステロ

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ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2016/04/01
JAN 9784309277165

ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実

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商品レビュー

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2022/06/12

ジェフ・エメリックという人は敏腕エンジニアなだけあって、かなり知的で理性的、いわゆる「理系脳」という印象を受けます。 そのジェフが書くビートルズメンバーの人物像もまた、クレバーでシビアな観察眼によって描き出されており、「ビートルズと働くとはどんな体験だったのか」を追体験できるよう...

ジェフ・エメリックという人は敏腕エンジニアなだけあって、かなり知的で理性的、いわゆる「理系脳」という印象を受けます。 そのジェフが書くビートルズメンバーの人物像もまた、クレバーでシビアな観察眼によって描き出されており、「ビートルズと働くとはどんな体験だったのか」を追体験できるようで面白かったです。 ジェフは明らかにポール贔屓で、ジョンは天才だけど大いに欠点もある人物で、ジョージとリンゴに至っては音楽的能力の欠如をうっすら馬鹿にしている…といった評価をしてますが、映画Get Backでの彼らの様子や解散後の彼らのソロ活動での働きぶりを鑑みれば、確かにそのような側面もあるのだろうな…と大いに納得させられます。 また、本書の功績としては、ビートルズ解散後にジョンやジョージが発言していた「ポールが自作曲以外は手を抜いていた」「ポールはジョージを見下していた」という問題について、第三者からの視点が得られたことなのではないかと思っています。 個人的にはジェフの語る仕事場での振る舞いを読んで『彼らはポールの能力に甘えてたんだな』という見方に変わりましたね… 「ポールがやる気出してくれなかった」とか「ポールが変な提案してきた」とか言ってないで、自分の曲は自分のアイディアでクオリティアップしたらいいわけですから。 作中で語られる曲を実際に聴きながら読み進めると、臨場感があって非常に楽しかったです。おすすめ!

Posted by ブクログ

2018/10/31

分厚い本だったけど面白かった。 ビートルズのデビューからアビイ・ロードまでのレコーディング裏話を中心にジェフ・エメリックのレコーディング半生記。 記憶力すごい。 曲を聴きながら読むとめっぽう面白かった。 読み終わってからWiki見たらジェフさん、今月(2018年10月)の2日に亡...

分厚い本だったけど面白かった。 ビートルズのデビューからアビイ・ロードまでのレコーディング裏話を中心にジェフ・エメリックのレコーディング半生記。 記憶力すごい。 曲を聴きながら読むとめっぽう面白かった。 読み終わってからWiki見たらジェフさん、今月(2018年10月)の2日に亡くなってた。合掌!

Posted by ブクログ

2018/01/07

 1962年にアシスタント・エンジニアとしてEMIアビー・ロード・スタジオの職に就き、1966年に正規のエンジニアに昇格、1969年にアップル・レコーディング・スタジオに移籍、最終的にはフリーのエンジニアとなるジェフ・エメリックのビートルズとの仕事を中心とした回想録。  実際に...

 1962年にアシスタント・エンジニアとしてEMIアビー・ロード・スタジオの職に就き、1966年に正規のエンジニアに昇格、1969年にアップル・レコーディング・スタジオに移籍、最終的にはフリーのエンジニアとなるジェフ・エメリックのビートルズとの仕事を中心とした回想録。  実際にビートルズと仕事をしてきた男の話なので、とにかく臨場感が凄い。  ジョークを飛ばしながら楽しんでレコーディングをしている初期の4人の姿だけでなく、罵りあい、4人が一同に会することが少なくなってきた後期のレコーディングの有様まで、まるで目の前で展開されているよう。  ビートルズの音楽的な成長と共に、レコーディング技術の成長の過程や、様々な、そして時には実現不可能と思われたようなアイディアを具現化していく過程も見られる。  そして4人の人格。  ジェフ自身はどうもポールと仲が良かったようで、それ以外のメンバー、ジョン、ジョージ、リンゴに対する人物評価はかなり手厳しい。  勿論、残りの3人に対しても尊敬の念を払ってはいるのだが、ポール以外のメンバーのファンが読むとちょっと辛い、あるいは頭にくる描写も出てくる。  それはメンバーに対してだけではなく、あのジョージ・マーティンに対してもかなり辛辣な表現をしている箇所がある。  そういった面が「独りよがり」と批判されることもあるだろうし、僕自身も「かなり主観に重きを置いた書き方をしているなぁ」と時々は辟易してしまう場面もあった。  また、解散へと転げ落ちていく4人の描写は、臨場感があるだけに余計痛々しく、読んでいて辛くなることもあった。  そういった負の面を認めながらも、それでもやはりあの時代に、あの現場で、あの4人と時に反目しながらも共同作業を行ってきた男の回想録なのだ。  ビートルズに関心がある方なら、読んでみる価値はあると思う。

Posted by ブクログ

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