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まよいが えほん遠野物語
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 汐文社 |
発売年月日 | 2016/04/01 |
JAN | 9784811322537 |
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まよいが
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商品レビュー
3.2
13件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
遠野あたりの山では、不思議なことがよく起こる。 白望山では、大木が切り倒されるような音や歌声が聞こえたりする。 その見開きの絵は、山を描いているのだが、いろんな顔が見える。 河童だったり髑髏のようだったり…それは私だけがそう見えるのだろうか…と思うと気味が悪いが、ついつい探してしまう。 白望山は、山の大きさを測ることもできないらしい。 金のといと金のひしゃくをみつけた男が、重くて持ち帰れず場所がわからなくならないよう木の皮を剥いで目印をつけ、いったん山を降り翌日、何人かで訪れるものの木の目印さえ見つからなかった。 小国村の貧しい家の女房が、小川に沿って上流へ進んで行くと立派な館を発見する。 屋敷の中へ入って座敷にあがると、立派なお椀ののった朱塗り黒塗りの膳がならんでいたが、人がいない。家中見て回ってもいない。 これは山人の家か、と恐ろしくなり逃げ帰り、家族に話すも誰も信用しない。 その後、川上から朱塗りの椀が流れてきて女房は拾うが、きれいでも拾ったものだから食卓に出すのは気が引け米びつの米を量るのに使う。 この椀で量ると米が減らなくて、そのうえ次々と幸運何舞い込み金持ちになったと。 女房が迷い込んだ館は、迷い家だった。 迷い家は、訪れた人に幸運を授けてくれる。 どこにあるのか。 誰が行けるのか。 幸運を授けてくれるのが何者なのか。 不思議なことだ。 遠野には不思議なことがある。
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遠野物語 柳田國男 京極夏彦 山中の幻の家,迷い家。貧しい女が立派な屋敷に辿り着く。逃げ帰った女の所に屋敷の椀が流れてきて裕福になる。無欲な人に幸運が舞込む不思議な話。
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原作:柳田国男、文:京極夏彦、絵:近藤薫美子と言う結構豪華な絵本です。読友さんのレビューを見て図書館で借りてきました。原作のどの部分にあたるのだろうと新潮文庫版の「遠野物語」も一緒に借りてきて調べてみると、物語の33、63がこの絵本にあたる部分で33は前半の金のひしゃくと金のといで、63がまよいがでした。(原作のほうは64にこの続きが若干書かれているのですが。)新潮文庫版のほうはまだ私には難しく感じたのでまたの機会に読んでみたいです。不思議な物語の伝わる岩手県の遠野市、一度は行ってみたい場所です。 近藤薫美子さんの絵も花や木々やいろんな所に妖精(妖怪)?らしきものが多々混じっていたりして怖くはないのどけれどそれなりの雰囲気が出ていてすごく文とあっていると思いました。
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