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八月の青い蝶 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2016/05/25 |
| JAN | 9784087454413 |
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八月の青い蝶
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八月の青い蝶
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商品レビュー
4
15件のお客様レビュー
小説すばる新人賞。 新人賞作品ではあるが、ベテラン作家が書いたと言われても疑わないくらい、筆力を感じる。 余命あとわずかとなった2010年8月と、原爆が落ちた1945年8月を行き来しながら、亮輔の視点を中心に、偵察機乗りの軍人であった父強の視点、その愛人のきえの視点、娘のきみ子...
小説すばる新人賞。 新人賞作品ではあるが、ベテラン作家が書いたと言われても疑わないくらい、筆力を感じる。 余命あとわずかとなった2010年8月と、原爆が落ちた1945年8月を行き来しながら、亮輔の視点を中心に、偵察機乗りの軍人であった父強の視点、その愛人のきえの視点、娘のきみ子の視点から描く。 あの日のことは語りたくない、というのがとても響いた。 生き残ったことのきまり悪さ。残ったからには生きねばならない精神性。 青い蝶による表現、とても好き。 終盤のひとりごちるシーン、ひらがなを多用しているのがまた良い。
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https://lib-opac.smt.city.sendai.jp/winj/opac/switch-detail.do?idx=1
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この物語の分岐点は希恵の娘が死産(もしくは、そして恐らくは福子によっての窒息死)したことの様に思う。もし、この子がいれば亮輔にとっては妹、希恵は本物の妾になった。とてもじゃないが、求婚など出来なかっただろう。 それにしても、希恵は幼い。妾になったのにも関わらず、その息子と結婚することが可能であり、それを囲っている強が受け入れると信じて疑わない。彼女の言葉を借りれば「なりたくてなったんじゃない」からなのだろうが、甘い話だ。敗戦で強の心が壊れた状態で希恵を奪い合うことになったら、後味が悪い。臭い物に蓋、である。 男性は生涯少年の様なものだと誰かが書いていたが、それを象徴するかの様な小説だった。誰もが忘れ得ぬ恋をする訳でも、それを実らせる訳でもない。そんな恋があっただけ幸せなのかもしれない。
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