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下水道映画を探検する 星海社新書80
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下水道映画を探検する 星海社新書80

忠田友幸(著者)

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下水道映画を探検する 星海社新書80

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 星海社
発売年月日 2016/04/01
JAN 9784061385856

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2023/10/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

下水道にのみ注目した映画鑑賞  著者の肩書は「水PR研究家」。名古屋市の下水道局に長年勤務して、2015年に定年退職された方。  この本は雑誌『月刊下水道』(あるんですよ、そういう雑誌が!)に連載された記事をまとめたもの。下水道のシーンのある映画を鑑賞し、この下水道はどういう構造になっているかとか、セットなのか本物の下水道なのかを、専門家の目から分析するのです。  こういう本って、ついつい「あれが入ってないぞ」と文句をつけたくなるもんですが、この本にはそんなツッコミどころがほとんどありません。 『第三の男』のような名作が入っているのは当然としても、『アリゲーター』『ミミック』『ブロブ 宇宙からの不明物体』『美女と液体人間』『放射能X』『グエムル 漢江の怪物』『スピーシーズ』などのモンスター映画までしっかり網羅されています。確かに、『美女と液体人間』も『グエムル』も、下水道が印象的な作品でした。  もちろん、『ボルケーノ』も『黄金の七人』も『ミュータント・タートルズ』も『ミニミニ大作戦』も『バットマン リターンズ』もみんな入ってます!  東映の劇場アニメ『わんわん忠臣蔵』も、言われてみれば下水道のシーンありました!  なぜ「ツッコミどころがほとんどない」と書いたかと言うと、2016年出版の本なのに、2015年公開の園子温監督の『ラブ&ピース』が入ってないんですよ。うーん、惜しい!  あれも下水道が重要な役割を果たす映画だったんですけどね。  映画の中の下水道にのみ注目するという視点がとにかく面白い。読んでると下水道に詳しくなってきます。

Posted by ブクログ

2017/04/28

大阪・鶴橋駅界隈に行くたびに、駅前にある高坂書店に立ち寄って必ず何か1冊買います。書店がなくなるのは寂しいから。これもそんな1冊で、映画が大好きな私としては手に取らざるをえないタイトル。「下水道映画」とはなんぞやと即買いしました。 著者は国立大学の工学部を卒業後、名古屋市下水道...

大阪・鶴橋駅界隈に行くたびに、駅前にある高坂書店に立ち寄って必ず何か1冊買います。書店がなくなるのは寂しいから。これもそんな1冊で、映画が大好きな私としては手に取らざるをえないタイトル。「下水道映画」とはなんぞやと即買いしました。 著者は国立大学の工学部を卒業後、名古屋市下水道局に技師として入局。下水道の建設業務に従事し、最終的には同市上下水道局営業部営業所長として2015年に定年退職されたそうです。もともと映画好きだった著者は、勤め始めてから映画を観れば下水道が気になるように。下水道の出てくる映画を集めたら誰かに読んでほしくなり、業界唯一の専門誌『月刊下水道』にコンタクトを取ります。編集長は快諾、「スクリーンに映った下水道」という名前で2009年から毎月、一度たりとも休まずに連載を続けているとのこと。このマニアックさ、おかしいんちゃうかと思ったりもしますが(笑)、私は好きですねぇ。 冒頭でまず下水道に関する専門用語のいくつかが解説されます。まずこの時点で私には未知の世界。解説を読んでもなんとなくのイメージしか湧きませんが、それでも昨日までよりは下水道についてわかった気が。 収録されている「下水道映画」は59作品。下水道や下水管が映し出された瞬間、著者は「これは本物かセットかCGか」と真剣に考える。劇場で観て、DVDで観て、その特典映像を入念にチェック。それでもわからないときは原作にも当たる。そして、セットやCGだと判明した場合は、どれだけ本物を再現しているかをまたチェックする。下水道を知らない者にとっては、そもそも映画自体がフィクションなわけで、嘘でもええやんと思うのですが、著者にとっては偽りの下水道が描かれるのは許しがたい。この真剣さには脱帽します。 59作品のジャンル分けがまた面白い。ネズミ編、災害編、モンスター編、逃走路編、強奪編、隠れ家編、脱獄編、歴史編。最初のネズミ編は想像できるでしょう、下水道からネズミがぞろぞろ出てくるタイプの映画です。ネズミのみならず、生き物が出てくる映画の場合は、はたしてこれが下水道に生息しうるものなのかも解説。ネズミやゴ◯ブリやワニの種類についてまで詳しいったらありゃしない。凄いです。 序盤に登場するのはB級どころかC級作品ばかりでしたが、よくよく考えれば下水道をきっちり再現したパニック映画というのもなくて普通か。逃走路編あたりからはメジャー級が続出、20世紀のオールタイムベストに選出されたような作品もいろいろ登場します。 基本的には映画の良し悪しではなく、映し出される下水道や下水管の出来がどうかが本作では問題になっているので、これを読んでもその映画が面白いのかどうかはわからないのもなんだかイイ(笑)。そんなわけで、読む人を選ぶ本ではありますが、日頃から映画をわりと観ているという人であれば、取り上げられている作品をもう一度観ようかなという気になるでしょう。 世の中に「下水道映画」というカテゴリーはないのですから、これだけ集めるためには相当な数の(普通の)映画を観なければならないはず。著者に敬意を表します。

Posted by ブクログ