
- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1224-15-04
敵機に照準 弾道が空を裂く 光人社NF文庫

定価 ¥924
330円 定価より594円(64%)おトク
獲得ポイント3P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 潮書房光人社 |
発売年月日 | 2016/04/01 |
JAN | 9784769829454 |
- 書籍
- 文庫
敵機に照準
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
敵機に照準
¥330
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
雷電の操縦席でパイロットがこちらを見ているかっこいい表紙。 再録が多いが文庫本初収録の編もあり、再録も中身を忘れていたものが多く、いつもの渡辺洋二氏の本と変わらず大変読み応えがあった。 「ハイティーンが見た乙戦隊」は『航空ファン』2014年の記事なので本書が初収録だろう。ハイ...
雷電の操縦席でパイロットがこちらを見ているかっこいい表紙。 再録が多いが文庫本初収録の編もあり、再録も中身を忘れていたものが多く、いつもの渡辺洋二氏の本と変わらず大変読み応えがあった。 「ハイティーンが見た乙戦隊」は『航空ファン』2014年の記事なので本書が初収録だろう。ハイティーンの雷電パイロットは『非常の操縦席』の人とは別の人。雷電や鍾馗が素人に難しいとうのは、軽戦に慣れたベテランの声だと割り引く必要がある。ハイティーンは乗り物の操縦を習得するのに最適な時期で、それは雷電さえも乗りこなしてしまう。若者の可能性と、それをすりつぶしていく戦争の非情を想う。 「敵国から凱旋」は『重い飛行機雲』から再録。豊田穣氏が収容所で偽名で通した話は読んだ記憶がある。 「去りゆく水戦」は『遙かなる瞬翼』から再録。。強風が実戦で使われたという貴重なドキュメント。 「大艇、多難のとき」は『異端の空』から再録。 「「流星」の名のごとく」は『重い飛行機雲』から再録。佐貫亦男先生に言わせると流星はorzなポーズだそうだけど、改めて写真を見て実戦録を読むとやはり美しくてかっこいい。フジミのプラモデルを作ったことがある。再録にあたり「流星改」を「流星一一型」に直したとのこと。流星の開発はかなり謎がある。楕円翼の流星はあったのかどうか。 「教え、かつ戦った訓練部隊」は『遙かなる瞬翼』から再録。 「受傷をこえて」は『異なる爆音』から。 「ユングマンの満州」は『異端の空』から。 最近練習機での初単独飛行についてあれこれ考えたが、どこからその記憶が、と謎に思っていた。多分に上記2編から。 「原子爆弾への対応」は『航空ファン』2015年の記事なので初収録のはず。陸海軍は空対空特攻で3度目の原爆投下を阻止する体制を取る。あとがきで部下の命を使い捨てにする指揮官に向けた声が厳しい。 渡辺洋二氏の本は再録が多いが、そのたびに中身が見直されているので、同じタイトルでも新しいものを読む価値は十分にある。
Posted by
絶版で入手できずにいた文春文庫「重い飛行機雲」の「『流星』の名のごとく」が再録。 流麗で快速、卓越した性能を持ちながら、登場した時勢が華々しい活躍を許さなかった。その運命までもがまさに「流星」のように美しく儚い一瞬のきらめきのような名機。8/15の特攻の下りと、それに関わった方の...
絶版で入手できずにいた文春文庫「重い飛行機雲」の「『流星』の名のごとく」が再録。 流麗で快速、卓越した性能を持ちながら、登場した時勢が華々しい活躍を許さなかった。その運命までもがまさに「流星」のように美しく儚い一瞬のきらめきのような名機。8/15の特攻の下りと、それに関わった方の戦後の記述を読むと心が重い。 その他の収録作も、戦時期の後半に若かった世代の人々の話が中心のため、全体的に爽やかさと同時にやや重いトーン。最後の話は、原爆に絡んだ記録としてはやや異色でありながら、当時の絶望的な雰囲気が現れているような。
Posted by