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雪の鉄樹 光文社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2016/04/12 |
| JAN | 9784334772734 |
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雪の鉄樹
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雪の鉄樹
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商品レビュー
3.9
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主人公は何かを背負って生きてるのだけれど、なかなかそれが何なのか明かされず、理不尽に1人の少年とその祖母に怨まれ続けてる様子が描かれる。 献身的に世話をし真摯に過去の過ちを償っているように思えるのに、2人はひどい態度を取り続けるし、 まわりの人間でさえ主人公のその償い方が少年をダ...
主人公は何かを背負って生きてるのだけれど、なかなかそれが何なのか明かされず、理不尽に1人の少年とその祖母に怨まれ続けてる様子が描かれる。 献身的に世話をし真摯に過去の過ちを償っているように思えるのに、2人はひどい態度を取り続けるし、 まわりの人間でさえ主人公のその償い方が少年をダメにしていると窘める。 理不尽に感じるそれらは、事件の顛末が一から語られると納得に変わり、さらに読み進めると主人公の本当の思いに触れて涙が零れる。 誰にも関心を向けてもらえなかった幼少期、ヤングケアラー、挫折…関係者たちが歩んできた残酷な運命に言葉を失う。 そして、主人公が怨まれ続けても、甲斐甲斐しく少年の世話をしていた本当の理由。 償いではなかった、ただ楽しかった。 少年の世話をすることで子供時代をやり直せたと、どれだけ楽しかったか語る様子が切なくて堪らなかった。 純粋に一緒にいたかった、ただそれだけだった。 どんなに無茶苦茶されても、たった1人できた友達の頼み事を大事にし、自分のさみしさに気付いてくれた恋人を待ち続ける。 人は1人では生きていけないんだと、誰かに理解され認められることが必要なんだと改めて思わされた作品だった。
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「一体、何があったの?」 事件の全貌が明かされるまで、頭の中はずっと疑問でいっぱいだった。 事件の贖罪の為とはいえ、雅雪の行き過ぎともいえるほどの行動は見ている者も苦しくさせる。 どこか歪んだ家族への絶望、悲しみ、それでも求めてしまう愛情…色んな感情がぐちゃぐちゃに入り交じってい...
「一体、何があったの?」 事件の全貌が明かされるまで、頭の中はずっと疑問でいっぱいだった。 事件の贖罪の為とはいえ、雅雪の行き過ぎともいえるほどの行動は見ている者も苦しくさせる。 どこか歪んだ家族への絶望、悲しみ、それでも求めてしまう愛情…色んな感情がぐちゃぐちゃに入り交じっていて、そんな気持ちになったことのない私もつられて胸が痛かった。 この先がどうか幸せでありますようにと思わずにはいられなくなる作品。
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祖父、父と続く庭師の家系に生まれた主人公・曽我雅雪。祖父も父も女たらしで、付き合う女を頻回に変えている。しかし父には庭師の才能が無く、祖父には無視される。一方、双子の兄がバイオリニストを目指す真辺一家。その二つの家が混じり合う。解説に、悪人が一人も登場せずとも、人は不幸になるとあ...
祖父、父と続く庭師の家系に生まれた主人公・曽我雅雪。祖父も父も女たらしで、付き合う女を頻回に変えている。しかし父には庭師の才能が無く、祖父には無視される。一方、双子の兄がバイオリニストを目指す真辺一家。その二つの家が混じり合う。解説に、悪人が一人も登場せずとも、人は不幸になるとあるが、まさにその通り。
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