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家庭という学校 ちくま新書1180
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2016/04/05 |
JAN | 9784480068859 |
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家庭という学校
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家庭という学校
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商品レビュー
3
8件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
筆で文字を書くのは、たいへんなエネルギーが必要であるらしい。手の散歩どころではない。書家は年をとっても字が乱れたりすることはない。だいいち、書家は昔から長寿である。緊張しても字を書くのが健康にもよいのであろう。 たいていの人が、年寄りになると、手が衰える。タバコを吸う人は手がふるえるようになる。ところが書家には、前にも書いたことだが、手のふるえがすくないと言われる。ヘビー・スモーカーのある書家が、手がふるえては、筆の字は書けない、と笑った。(p.112) 「経験は最高の教師である。ただし、月謝が高い」(カーライル)(p.119) 戦後、こどもに小遣を与える家庭がふえたのは、いいことだと思っている。こまかい干渉をしないで、こどもの自由にさせておくのが望ましい。こどもだから、失敗するにきまっている。失敗は好ましくないが、それで大損をまぬかれることができれば、失敗はりっぱな教訓になる。(p.120)
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言葉の習得はまことに難しい。長時間勉強しているにもかかわらず、全く身につかない英語学習をみればよく分かる。何年かけてもマスターできない。ところが、すべての子どもが、親から不完全な教え方しかされていないのに、皆、完璧に言葉が話せるようになっている。まさに天才。多くの子どもが、教えら...
言葉の習得はまことに難しい。長時間勉強しているにもかかわらず、全く身につかない英語学習をみればよく分かる。何年かけてもマスターできない。ところが、すべての子どもが、親から不完全な教え方しかされていないのに、皆、完璧に言葉が話せるようになっている。まさに天才。多くの子どもが、教えられてもいないのに日本語文法をしっかり理解している。 子どもについていえば、最も能力の高いのは、生後四十カ月。ほとんど全ての子が、幼少期に天才的能力を発揮している。幼い子の育成に本腰を入れれば、この世は天才で溢れかえることになるかもしれない。 生まれてから数年の子育てが一生を左右することになるのに、多くの母親が自分で外の仕事をするのが自己充実と考え、家庭という学校の先生の役を返上している。 兄弟が少なくなり、家庭という学校は過疎化し、有史以来の危機を迎えている。本書は、子どもの能力を引き出すために親はどうあるべきかを様々な事例を通して教えてくれる。
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いいことも言っているとは思うのですが、何かひっかかる発言が多く、すんなり納得できませんでした。 ひっかかり点① 著者は「家庭という学校の先生」=「母親」という前提で書かれているところ。父親の役割は? ひっかかり点② P10「高学歴の女性は社会進出に魅力を感じることが多く」、P...
いいことも言っているとは思うのですが、何かひっかかる発言が多く、すんなり納得できませんでした。 ひっかかり点① 著者は「家庭という学校の先生」=「母親」という前提で書かれているところ。父親の役割は? ひっかかり点② P10「高学歴の女性は社会進出に魅力を感じることが多く」、P44「高学歴であるほど、こどものことばを軽視する傾向が高まるらしい」など、高学歴の女性に対して手厳しい。何か身近に高学歴の嫌な女性でもいたのですか? ひっかかり点③ P121で「みかんをとらせてほしい」と著者に言った母親に対して、著者は大変憤慨しているが、それはどうかと思う。私は、恥ずかしいかもしれないのに、子どものために見知らぬ家の主に申し出た母親は立派だと思うのだが。悪い母親なら、勝手に取っていると思いますよ。 よかった言葉① 「こどものしたいことをさせる」 よかった言葉② 「いけないのは、よその子と比較することである」 よかった言葉③ 「よく遊びよく学べ」
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