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クイック・ジャパン(Vol.3) ぼくたちのハルマゲドン
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 太田出版 |
発売年月日 | 1995/08/01 |
JAN | 9784872332322 |
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クイック・ジャパン(Vol.3)
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クイック・ジャパン(Vol.3)
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
https://www.ohtabooks.com/press/2021/09/16200000.html 『クイック・ジャパン』で「いじめ紀行」を執筆した村上清自身の意図として、いじめ問題の解決を目的に「いじめは良くない」といった正論で一向になくならないいじめ問題に対しての切り口としてといった旨が書かれている。本誌の文章はわざとなのか狙ってか残虐で不快な印象を与えるもので、公式釈明でも「いじめってエンターテイメント!?」という記事中の文を「いじめにあたる行為や場面を娯楽、ショーとして消費してしまう性質が、人間には(善悪の判断以前に)どうしようもなく潜んでいる」と表しているとする。 http://www.cornelius-sound.com/ まず公式釈明では「同級生に排泄物を食べさせた、自慰行為をさせた」というのは本人が行わせたわけではないとし、ざっくり要約すると、若気の至りやアングラ意識からポップさとかけ離れた悪行自慢みたいなことを大本営発表してたという感じだ。 そこで'94年『ROCKIN'ON JAPAN』→'95年『クイック・ジャパン』の順番に改めて読んだ。 ちなみに「同級生に排泄物を食べさせた、自慰行為をさせた」と初めて出てくるのはロキノンの方だが、その詳細はクイック・ジャパンで語られていたので、後者についてここで評する。そこでは前提として、小山田の学校が小学校から大学まで一貫した私立で、当時は障害を抱えた生徒も同じクラスへ組み込まれる学校だったとしている。 その上でいじめられていたとする、障害を持っていたとする沢田(仮)や村田(仮)といった人物が出てくる。実際に自慰行為をさせたのは先輩で、それを見て自分は怖くて引いていたと記事でも語っている。ここでいじりの中での笑える一線があるとしていて、表題程残酷な行いはしていないことが記事を読むごとにわかる。実際に小山田が行ったのは、学習障害持ちで鼻を垂らしてポケットティッシュを使い切らす沢田(仮)に、購買で箱ティッシュを買ってきてビニール紐をつけて名前を書いて首に掛けさせたとか、修学旅行時に本人にお願いしてプロレス技を掛けさせてもらったとかそういった内容だった。 ちなみに、沢田(仮)は村上からのインタビューで小山田のことを嫌っているどころか好きだと言っている(沢田(仮)はそれ以外には送らないのに小山田宛には年賀状を送っていたという)。ここで個人的に思ったのは、面白がっていじってたけど、いじめというよりおふざけという感じで仲良くしたり気にかけたりしてたんじゃないかという印象に変わった。小山田は自身を沢田のファンとし「バカの世界ってどんな感じなの?」って聞いたりしてたが、周りに構う人がいない中で小山田は卒業式時に個人的に沢田(仮)に「サヨナラ」を告げ、「お前その先どうすんの?」「ボランティアになりたい」「お前はされる側だろ!」という会話を交わしたという。 いじめられていた人物のその後として、沢田(仮)は保健所で習い事をしているということを聞き、小山田は「重いな、そうなっちゃうか。ボランティアもやってないのか」と述べている。小山田は「いじめてたのかな?」と言っていて、いじめの自覚はしていないが、そもそも表題されている行為は公式釈明同然一切行っていないので記載がないのだ。 また、小山田は「やる気ある人見るとやる気なくなる」「頑張れって言われるとやる気無くす」とか「上昇志向が嫌いで自分は前進志向だ」とロキノンの方で語っているが、当時他のアーティストを一緒にされたくないみたいな考えでいたことから、一線を画す一種の中二病的なアングラ志向から本件に繋がったのではと推測している。 とにかく出回ってる文章部分よりひどい記述は本記事には記載はなく、印象もガラッと変わってしまった。問題とするのは、悪ふざけをだれも止めずに校閲されてるかどうかもわからない90年代のかような悪質アングラ奇文を良しとする風潮だったのだろう。そう考えるとメディアに対する規制もある程度必要なのかとも思ってしまう。 手に入りづらいだろうが、国立国会図書館にでも一度本記事を読みに行ってほしいものだ。 https://www.businessinsider.jp/post-243913
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vol.3 「小山田圭吾」(『ロッキングオンジャパン』誌の「小沢健二」もあり) vol.21 「ガクト」 vol.22 「鶴見済」 vol.41 「タモリ」
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表紙の小山田君目当てかな。いじめ紀行のゲスト。いじめの話は結構ヒドイ感じかな。今のQJと違って、ほんとサブカルって感じ。
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