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やさしい中医学入門
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やさしい中医学入門

関口善太(著者)

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やさしい中医学入門

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京学術出版社
発売年月日 1993/02/15
JAN 9784924954373

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商品レビュー

4.3

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2018/12/22

 まず六腑(小腸、大腸、胃、胆、膀胱、三焦)というのは、水穀(飲食物)を消化して、身体に有益な物質である水穀の精微と、不必要な物質である糟粕(カス)とにわけ、水穀の精微を五臓に受け渡し、糟粕を大小便に変えて排泄を行う臓器です。ただし、気・血・津液の代謝とは直接的な関わりはあまりあ...

 まず六腑(小腸、大腸、胃、胆、膀胱、三焦)というのは、水穀(飲食物)を消化して、身体に有益な物質である水穀の精微と、不必要な物質である糟粕(カス)とにわけ、水穀の精微を五臓に受け渡し、糟粕を大小便に変えて排泄を行う臓器です。ただし、気・血・津液の代謝とは直接的な関わりはあまりありません。これに対して五臓(心、肺、脾、肝、腎)というのは、気・血・津液を生成したり、貯蔵したりする反面、水穀の消化とは直接的な関わりの少ない臓器です。  つまり、六腑は水穀からそのエキスである精微を抽出して、五臓に受け渡すまでを担う臓器であり、五臓はそれを利用して、気・血・津液を生成する臓器であると言えます。

Posted by ブクログ

2010/04/29

東洋医学・鍼灸医学を理解し、実践していくためには、東洋医学の五臓六腑や気血営衛といった独特の生理学を十分に把握しておく必要があります。現代医学の理解と重なるところもたくさんありますが、重ならない昨日解剖学的なところは、特に注意して学ぶ必要があると思います。  五臓六腑に関してい...

東洋医学・鍼灸医学を理解し、実践していくためには、東洋医学の五臓六腑や気血営衛といった独特の生理学を十分に把握しておく必要があります。現代医学の理解と重なるところもたくさんありますが、重ならない昨日解剖学的なところは、特に注意して学ぶ必要があると思います。  五臓六腑に関していえば、例えば「心は神を蔵す」「心は血脈を主どる」など、それぞれの臓器にいくつかの働きを定義しています。各五臓六腑の働きが異常になることで病気が起きますので、この働きを覚えておくことは、どれだけからだが悪い方向に傾いているかをしるための、臨床の基準になります。  この五臓六腑がそれぞれ持っている働きを覚え、理解することは割りと容易ですが、単体だけで起きる病は少ないので、これだけでは臨床に不十分です。ここからさらに進んで、五臓六腑がどのような結びつきをし、どのような働きを享受しているのかを網羅していくことが必要となります。例えば血に関してですが、「肝は血を蔵す」と言い、「脾は血を統制する」とも言います。血という身体の中を巡る物質に対して、肝と脾の両者がどのような関係でつながっているのかは、五臓六腑の単体の生理学だけでは理解が難しいところがあります。そこで、同じ血に対して、肝と脾の両者がどのように関わっているのかを把握していかないといけません。このような微妙な違いを理解、把握することは、そのまま臨床での病気の把握と治療方法の選定につながっていきます。  本書は各項目に、四角で囲った要約があり、次に解説文、そしてその解説文をまとめた各臓器間の関係図がついております。この関係図は、体全体を把握するためのチャートです。東洋医学・鍼灸医学の理解を深め、臨床に役立つ知識を身につけるために、文章を読みながら、この図もしっかりと頭に入れることをお薦めいたします。  本書はタイトルに“中医学”という名称が入っていることからも分かるように、中医学を基礎にした解説です。中医学は、現在中国でスタンダードに学ばれている中国医学の基礎理論で、その体系に癖はなく、過不足なく学べますので、経絡治療の方でも、現代鍼の方でも、利用価値のある内容となっています。 『東洋医学・鍼灸を学ぼう!』内のレビューはこちらから http://hariq-study.genpoudou.com/hariq-books/books_toyo19.html

Posted by ブクログ

2004/10/27

 「東洋医学概論がわからないっ!」って人におすすめ。  東洋医学概論ってどうもとっつきにくいですよね。今では東洋医学大好きの自分ですが、一年のときは大嫌いでした。東洋的な考え方は「難しい」と言われます。確かに難しいですが、これは今まで西洋的な考え方しかしていなかった私たちには当...

 「東洋医学概論がわからないっ!」って人におすすめ。  東洋医学概論ってどうもとっつきにくいですよね。今では東洋医学大好きの自分ですが、一年のときは大嫌いでした。東洋的な考え方は「難しい」と言われます。確かに難しいですが、これは今まで西洋的な考え方しかしていなかった私たちには当然なのかもしれません。  そこで、この一冊。気血津液や臓腑の説明など、とても詳細な上に、挿絵も親しみやすくわかりやすいです。もはや定番ですが、かなりおすすめです。さすがに後半にかけてはだんだん難しくなっていきますが、学生時代に読み切るぐらいで大丈夫では〜?と思います。

Posted by ブクログ

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