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風と共に去りぬ(6) 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2016/03/01 |
JAN | 9784003234266 |
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風と共に去りぬ(6)
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風と共に去りぬ(6)
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
「風と共に去りぬ」が長い間愛され続けているのが分かります。 知らぬ間にこの物語に感情移入していたことが読み終わって気づきました。この一冊の中にたくさんの出来事があり、私自身がアトランタでスカーレットたちと暮らしているかのように感じました。読み終わった余韻もすばらしく、また苦みもあ...
「風と共に去りぬ」が長い間愛され続けているのが分かります。 知らぬ間にこの物語に感情移入していたことが読み終わって気づきました。この一冊の中にたくさんの出来事があり、私自身がアトランタでスカーレットたちと暮らしているかのように感じました。読み終わった余韻もすばらしく、また苦みもあります。 これで物語は完結ですが、これからのスカーレットの人生やレットとの関係がもっと読みたいです。 これはほんとうに素晴らしい壮大なロマンス作品です!
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映画が有名なので読んでみました。 アメリカの南北戦争が起こっているときに、南側に住むスカーレットが古い風習に縛られず心のままに自由に生きようとする話。恋愛に関してはめちゃめちゃにすれ違ってしまう。最後はすれ違いが戻ることなく別れてしまったけれどそれもリアル。 話が丁寧な分、長い...
映画が有名なので読んでみました。 アメリカの南北戦争が起こっているときに、南側に住むスカーレットが古い風習に縛られず心のままに自由に生きようとする話。恋愛に関してはめちゃめちゃにすれ違ってしまう。最後はすれ違いが戻ることなく別れてしまったけれどそれもリアル。 話が丁寧な分、長いのでそのあたりがちょっとだれるかなという感想です。でも面白かった。映画はたぶんだれる部分をカットして面白いところを抜粋したんだろうなと思います。
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何回読んでも面白すぎる。激動の物語だから、筋が分かっていると少し勢いがあせるかとおもったらそんなこと全然なくて、それはもちろん物語の筋は面白いんだけれど、本質的には、なぜそんなことが起きてしまうのかという分析の地の文の力が本当にすごいからなのだと思う。 それにしても、最終巻の残...
何回読んでも面白すぎる。激動の物語だから、筋が分かっていると少し勢いがあせるかとおもったらそんなこと全然なくて、それはもちろん物語の筋は面白いんだけれど、本質的には、なぜそんなことが起きてしまうのかという分析の地の文の力が本当にすごいからなのだと思う。 それにしても、最終巻の残酷さといったら、ちょっと驚いてしまう。レットとのすれ違い、流産、ボニーの死、そしてメラニーの死、怒涛の出来事と、そこで少しずつ失われていくものがとんでもなく繊細に描かれていて、最後まで読むと胸が張り裂けそうになる。よくもまあ、こんなにスカーレットを突き放せるものだと唖然とする。 「スカーレットはアシュリーを理解できれば彼を愛さなかったし、レットを理解できれば彼を失わなかった」的な文章があるのだけど、本当に大切なことをそのタイミングで適切に理解できるというのが人生における聡明さだということは分かるが、適切なタイミングがあったのにいつも見誤るスカーレットのことを決して責められない。大切なことはいつも振り返った時初めて気づけるもので、霧の中を走っている時には、指の隙間からこぼれ落ちていく。そういった人生のある種の真理が驚くほど克明に、残酷に描かれている。特に最後の章は、機を逸したもの、壊れてしまったものは、泣いても喚いても懇願しても決して元には戻らない、人生は自分の力でコントロールできるなんて思い上がりは捨てなければならないのだと、読んでいて悲しくて悲しくて、泣いてしまう。 無知で傲慢で世界が自分の思い通りになると思っている庇護された子どもが、確実に成熟した大人になっていく女性のビルドゥングス・ロマンなのだけれど、同時にそれはあたたかくなんの不安もない避難所(母的なもの)をすべて失っていく過程であり、真に孤独になっていく過程でもあった。噛みしめるたびに深く、悲しい物語で、これ以上必要なものはなにもないかもしれない。
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