- 中古
- 書籍
- 文庫
亡びぬものを アルバ文庫
定価 ¥1,320
550円 定価より770円(58%)おトク
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | サンパウロ |
発売年月日 | 1996/12/10 |
JAN | 9784805679104 |
- 書籍
- 文庫
亡びぬものを
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
亡びぬものを
¥550
在庫なし
商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
永井隆の作品は数多く読んだが、この作品に限って言えばあまり感銘を受けなかった。長い小説だが冗長な部分が多く、作品に一貫したテーマがない。著者の主張が今ひとつ伝わってこないし、タイトルと内容も一致しないような気がする。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
戦中下、放射線治療の現場を牽引した医者でありつつ、敬虔なカトリシズムに帰依するという二極を体現した精神と日常性の劇的半生記。 主人公を仮名にして<自伝的小説>となっているが、医者でクリスチャンであった永井隆の自伝そのものといっていいでしょう。 2部14章400頁に余るが、行間もゆったりとっており、さほどの分量でなく、一気に読める。 日中事変の最初の動員で召集され、昭和12年8月から15年2月の下関帰還まで、衛生隊の医長として中国各地を転戦する模様を描いた第2部の「死線」から、「助教授」「救護班」「白血病」そして最後の長崎原爆投下の「灰」に至る後半部は、カトリシズムのあふれるような精神性に強く胸撃たれます。
Posted by
代々医者の家系で育った主人公が、キリシタン宅に医学生として下宿を始める。彼はキリスト教に目覚め、専門であるレントゲン研究を続けながら一心に多くの患者の幸福を願っていく。従軍医として数度出兵し、内地での勤務中に長崎で被爆し…。 永井隆氏の自伝的小説。 広島にて被爆した原民喜氏は著...
代々医者の家系で育った主人公が、キリシタン宅に医学生として下宿を始める。彼はキリスト教に目覚め、専門であるレントゲン研究を続けながら一心に多くの患者の幸福を願っていく。従軍医として数度出兵し、内地での勤務中に長崎で被爆し…。 永井隆氏の自伝的小説。 広島にて被爆した原民喜氏は著名で読んだことはあったものの、長崎の、そしてクリスチャンの永井氏の作品は初めて読みました。 「怒りの広島、嘆きの長崎」と言われるよう、作品が持つ色の違いがあるように思いました。
Posted by