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共震 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2016/03/01 |
JAN | 9784094062731 |
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「日付は止まったまま。日付が変わらずとも、沿岸の人間はなんとか生きていかなければならんのです。」 物語の主人公と同じように、被災地を自分の足で歩き回り、自分の目で見、被災者に寄り添って、被災者の言葉に自分も同じように傷つきながら筆者が集めたエピソードの数々は、とてもリアルで胸にずしりと来るものがある。東日本大震災という一個の事実に対し、被災した人の数だけの真実があることをひしひしと感じた。 絶望し、打ちのめされて、途方に暮れてもなお、懸命に前を向いて行こうとする被災地でさえ、容赦なく貧困ビジネスや詐欺、役人の不正や私欲に走るNPO団体が横行するのは、本当に許しがたい。 ミステリーとしてはいまいち、的なレビューが多いが、「ノンフィクションの震災関連書籍の売れ行きが芳しくない」今、ミステリーというエンターテインメントの要素は間口を広げるための手段に過ぎず、少しでも多くの日本人に手に取ってもらい、薄れかけた被災地への気持ちを、再び震わせたいとの狙いがあるのではないか。
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東日本大震災をもとにした、社会派犯罪小説。小生は、日本で大震災を経験していないので、フィクションであれ、相場さんが後世に記憶を繋いでくれたことに、大変感謝しています。
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東日本大震災を背景にした社会派ミステリー小説とのことですが、本書の読後感として、フィクションとノンフィクションの比重、バランス、両立など、いろいろと考え込んでしまいました。 震災を背景にした小説は他にも読んでいますが、本書の特徴は、(被災2年後の)改善されない圧倒的で生々し...
東日本大震災を背景にした社会派ミステリー小説とのことですが、本書の読後感として、フィクションとノンフィクションの比重、バランス、両立など、いろいろと考え込んでしまいました。 震災を背景にした小説は他にも読んでいますが、本書の特徴は、(被災2年後の)改善されない圧倒的で生々しい描写のリアルです。これらは、実際に現場に何度も足を運び、取材を重ねなければ絶対に書けない部分だと思います。 これに対し、被災地復興に尽力する県職員が殺害されるミステリー部分は、少し奥行きに欠けるような印象を受けました。「虚構を遥かに超越した現実」の扱いが強過ぎた感が歪めません。読み手の感想が分かれるところではないでしょうか。 発刊が震災2年後で、著者が伝えたかったのが「東日本大震災の傷がまだ癒えない被災地の現状」だとすれば、ノンフィクションで十分伝わったのでは、と思いました。ただ、被災者の弱みに漬け込んだ不正・詐欺は断固許さない!という怒りの感情をミステリー仕立てにしたとすれば、それも十分頷けます。 被災者に寄り添った描写、当事者の本音、被災地の書店やグルメ情報など、惹かれる要素も多くありました。単行本解説の作家・石井光太さん、文庫版解説のさわや書店・松本大介さんの文章もよい味を出しています。
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