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野ざらし姫 山手樹一郎長編時代小説全集 22 春陽文庫22

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春陽堂書店 |
発売年月日 | 1979/05/25 |
JAN | 9784394101222 |
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野ざらし姫
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「野ざらし姫」と「めおと八景」の二作品を収録しています。 「野ざらし姫」は、浪人の浅香伝八郎が主人公の物語。江戸へ向かう途中、彼は「てんぐ小僧」を名乗る盗人の市松と、南蛮お菊のケンカを仲裁します。すっかりお菊に気に入られた伝八郎は、彼女といっしょに旅をつづけますが、さらに播州の...
「野ざらし姫」と「めおと八景」の二作品を収録しています。 「野ざらし姫」は、浪人の浅香伝八郎が主人公の物語。江戸へ向かう途中、彼は「てんぐ小僧」を名乗る盗人の市松と、南蛮お菊のケンカを仲裁します。すっかりお菊に気に入られた伝八郎は、彼女といっしょに旅をつづけますが、さらに播州の小藩の姫である鶴が少数の供をつれ、男装して追っ手から逃げているのをたすけることになります。国元の家老である稲葉大膳が鶴の夫である当主に毒を盛って殺害し、さらに鶴の身まで手に入れようとしたのです。大膳の弟の鷲沼郷左衛門が部下を率いて鶴のゆくえを追い、彼女に頼られることになった伝八郎はお菊や市松と協力して、鶴を無事に江戸へ連れていこうとします。 「めおと八景」は、旗本の次男坊の大江愛作が、高倉家の初音という娘と見合いをする話です。愛作は、初音に出会う前に、江戸の町で横暴をきわめる歩兵が町娘をからかっているのを目にして、彼女をたすけます。ところが、歩兵たちの頭目を務める本郷保二郎が初音の親戚筋にあたり、彼女と結婚して高倉家に入ることをねらっていました。初音が愛作に心を動かされていることを知った保二郎は、愛作が歩兵とケンカをしたことをネタに彼を脅迫し、初音をうばおうと画策します。愛作は何度も窮地に陥りながらも、初音を守るために戦います。
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