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吼えよ 江戸象
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吼えよ 江戸象

熊谷敬太郎(著者)

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吼えよ 江戸象

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2016/02/01
JAN 9784140056745

吼えよ 江戸象

¥220

商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2020/08/19

徳川吉宗治世下、長崎から江戸まで行脚した江戸象をモデルに、1つの江戸ミステリを交えて描いたエンタメ歴史小説。 初めは登場人物が多く、行脚や事件の概要が見えるまでが長く、読み進めるのに大分時間がかかった。しかし、長崎をスタートしてからはどこで何が起きるのかという楽しみに、序盤で巻...

徳川吉宗治世下、長崎から江戸まで行脚した江戸象をモデルに、1つの江戸ミステリを交えて描いたエンタメ歴史小説。 初めは登場人物が多く、行脚や事件の概要が見えるまでが長く、読み進めるのに大分時間がかかった。しかし、長崎をスタートしてからはどこで何が起きるのかという楽しみに、序盤で巻かれた事件のタネの回収が絡み、どんどん引き込まれていった。 特別好きななのは柊宮の恋歌のシーン。宮様でありながら純な若者が恋の思いを恥ずかしながら吐露するシーンは秀逸な恋歌と合わさり微笑ましい気分になった。豊安も好きだが、こっちとくっついて欲しかった。 また、吉宗の描き方も彼の特徴が余すことなく出ていてよかった。江戸象が国民の不満の吐き出し口、一種の清涼剤だったというのは彼が市井をよく見れていた証拠でもあるし、人というものの性質をちゃんと掴んでいたといことでもあるだろうと思う。個人的には、隅田川の花火大会の開催起源を想起させられた。

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2017/12/11

初・熊谷敬太郎さん。実は熊谷達也さんと間違って借りてしまいました。名前の部分は図書館のラベルに隠れてしまって、ラベルって何とかなりませんかね。とは言え、新規作家の開拓を目指しているので、まあそれも良いかと。 吉宗の時代に連れてこられ、長崎から江戸まで移動する象の道中を描いた作品...

初・熊谷敬太郎さん。実は熊谷達也さんと間違って借りてしまいました。名前の部分は図書館のラベルに隠れてしまって、ラベルって何とかなりませんかね。とは言え、新規作家の開拓を目指しているので、まあそれも良いかと。 吉宗の時代に連れてこられ、長崎から江戸まで移動する象の道中を描いた作品です。それだけで十分面白いネタだと思うのですが、加えて天一坊事件、長崎の抜け荷や人身売買、仇討ち事件、登場人物たちの恋バナと盛り沢山。ですから少々分厚い本になってしまい、全て関連付けられてはいるのですが発散した感じも否めません。悪人たちが執念を燃やして象を狙う意図も良く判りませんし。 主人公で象の獣医として活躍する(本来は本道の医者)豊安の朴訥さ、助手として働き象と心が通じ合う少女千代の天真爛漫な可愛らしさなど多彩な登場人物が出てきます。またクスリと笑える会話も随所にあり楽しいのですが、どこか大岡越前や水戸黄門といったテレビドラマの登場人物や会話を見て居るような気がします。

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2017/12/04

若冲の絵に惹かれ手に取った。少年長太郎が目安箱に入れた「象が見たい」というお願いから、物語は始まる。将軍吉宗は、苦しい時代に、人々に生きる喜びを感じてもらいたいと、象を江戸に呼ぶよう命じる。長崎から江戸までの象の珍道中。あれよあれよと象の医者になった豊安、象と心が通じ合う少女千代...

若冲の絵に惹かれ手に取った。少年長太郎が目安箱に入れた「象が見たい」というお願いから、物語は始まる。将軍吉宗は、苦しい時代に、人々に生きる喜びを感じてもらいたいと、象を江戸に呼ぶよう命じる。長崎から江戸までの象の珍道中。あれよあれよと象の医者になった豊安、象と心が通じ合う少女千代、象を狙う輩から象を守りつつ、豊安の恋路を応援する忠兵衛。みんな魅力的だった。上品なはずの紫の「度胸はケツから湧いてくるっとね!」が好き。忠兵衛は私の地元出身なので、活躍して嬉しい!面白かったから、もっと読まれて欲しいです!!

Posted by ブクログ

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