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だからデザイナーは炎上する 中公新書ラクレ548
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だからデザイナーは炎上する 中公新書ラクレ548

藤本貴之(著者)

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だからデザイナーは炎上する 中公新書ラクレ548

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2016/02/10
JAN 9784121505484

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商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2019/09/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

東京五輪エンブレムの炎上問題から始まり、パクリとの付き合い方、ネット時代に求められるデザイナーの在り方が載っている。 2015年のエンブレム問題がデザインの立ち位置を知らしめる契機となり、誰もが一瞬で情報をキャッチでき、絶え間ない炎上攻撃(特定、粗探し、誹謗中傷)が起こり得る今の時代は恐ろしいと感じた。 表現の不自由展で炎上した津田大介氏も過去の過ちなどを粗探しされ、世間の袋叩きに遭った。 デザインでの炎上はほとんどがパクリや盗作であり、著者は、良いパクリ/悪いパクリ、を知ること重要とも述べている。 具体的には、リスペクトやモチーフが良いパクリで、盗作やトレースが悪いパクリとされている。 他にも、情報の処理スピードが早くなったことで、アーティストのようにパッと見ではわからない作品よりも、パッと見で理解できるデザインが好まれるとも述べている。 デザインに問わず、ネット時代では慎重にかつ正しく生きたほうがいいんだなと思い知らされた。

Posted by ブクログ

2018/07/07

《デザインのあり方は、近年「表面的な美醜」を越えて「伝え方の設計」へと変化した。騒動の中核にいるようなデザイン・広告業界のトップクリエイターたちは、最先端のように見えて(見せて)実は、ネット時代の感性、ネット時代のデザインを理解できていなかった。》五輪エンブレムが炎上したのは、世...

《デザインのあり方は、近年「表面的な美醜」を越えて「伝え方の設計」へと変化した。騒動の中核にいるようなデザイン・広告業界のトップクリエイターたちは、最先端のように見えて(見せて)実は、ネット時代の感性、ネット時代のデザインを理解できていなかった。》五輪エンブレムが炎上したのは、世の中の評価軸が、権威を持つお上によるものから、普通の人たちによる市場での評価に変わっていることに気がついていないクリエイターたちによって起こった、彼らの弁解が、気がついている人たちによって糾弾されるという構図になってしまったのだ。

Posted by ブクログ

2017/08/24

佐野研二郎氏デザインによる東京オリンピック・パラリンピックの エンブレムがベルギー王立リエージュ劇場との類似性を指摘され たことから、佐野氏の他のデザインの盗作疑惑までに問題が波及 したのは2015年だった。 類似性は脇に置いても、この時の審査委員の顔ぶれや応募条件、 ...

佐野研二郎氏デザインによる東京オリンピック・パラリンピックの エンブレムがベルギー王立リエージュ劇場との類似性を指摘され たことから、佐野氏の他のデザインの盗作疑惑までに問題が波及 したのは2015年だった。 類似性は脇に置いても、この時の審査委員の顔ぶれや応募条件、 採用時のデザインの修正等が「出来レースだったのでは?」との 疑惑さえも生んだ。 何故、五輪エンブレム問題は炎上・延焼したのかの検証から、 デザインとデザイナーはどうあるべきかを論じたのが本書だ。 編集者として仕事をする上で私もデザイナーさんたちとは切っても 切れない縁がある。一緒に仕事をしたデザイナーさんには恵まれ た方だと思うが、稀に「この人、何を言っているんだろう」と思う人 もいたのは確かだ。 依頼主からの修正依頼に対して「いや、それは見る人が見れば分か るデザインだから」と頑なに修正に応じない人とかね。「見る人が見れ ば」って、見るのはデザインを勉強した人ではなくて一般消費者なの ですけれど。その人たちが見て、何を意図したデザインなのか分から なければどうしようもないんですけど。 デザインはアートとは違うという著者の論に、強く頷いてしまったわ。 アートは芸術だから見る側すべてが理解出来なくてもいいんだよね。 でも、デザインはそうじゃない。独りよがりのデザインになってしまった ら、それはもうアートなのである。 だから、佐野研二郎氏デザインのエンブレムは失敗した。エンブレム そのものの問題点だけではなく、問題が発覚した後のカタカナ語を 多用した審査委員会の説明も火に牧をくべた結果になっていた。 内輪でやっているデザイン賞の選考過程を説明するならいいかも しれないが、オリンピックは幅広い年代が楽しみにしているのだ から誰でもが理解出来る説明じゃないと正当性を主張しても通じ ないよね。 結局は佐野氏エンブレムは撤回され、新たなエンブレム募集が行われ た。前回と違って指定され指定されたデザイン賞の受賞歴等は条件に せず、広く一般からの応募を受け付けた…と思っていたのだが、これも 著者に言わせると少々違ったようだ。 横暴はインターネットのみ。「TOKYO2020」はオリジナルフォントって…。 これだけでも非常に狭い門だったんだね。 デザインとデザイナーはどこへ顔を向けているのだろうか。一般に広く 受け入れられることか。それとも、同じ業界内の権威にだけ顔を向けて いるのだろうか。後者だと、誰からも愛されるデザインなんて生まれない と思うんだけどね。 既に2020年東京オリンピックは新しいエンブレムが採用されている。 はっきり言って私は好きじゃない。それは1964年東京オリンピックの 際のエンブレム以上にシンプルで分かりやすいデザインはないのでは ないかと思うからだ。 それが証拠に1964年のエンブレムは記憶にあるのに、その後の札幌 冬季五輪、長野冬季五輪のエンブレムは記憶にない。長野冬季五輪 なんて、大会期間中、仕事でずっと会場周辺にいて常に目にしていた はずなのに。 しいて言えば、招致活動の際に使用された桜をモチーフにしたエンブレム は好きだったわ。 尚、本書では類似性のあるデザインについての分類もあって参考になる。 人間の発想なんて限界があるものね。参照したものからいかにオリジナル に発展させるか。そこが問題なのだと思う。そのままトレースしてさも自分 が考えました!みたいに発表するのは論外だ。

Posted by ブクログ

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