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夜中の薔薇 新装版 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2016/02/01 |
JAN | 9784062933285 |
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夜中の薔薇 新装版
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商品レビュー
4.1
32件のお客様レビュー
初めて読んだ向田邦子。 文章がおもしろいのはもちろん、育ちが良さそうでちょっと意地悪な見方をしたり、とぼけてるところもあり、この人の人生楽しかっただろうなと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「言葉は怖しい」タクシーで田舎っぺへの愚痴を言っていたらタクシー運転手に激怒され、降りても追いかけて来るから逃げてたら料金払い忘れてた話、笑った..でもちょっとした一言や表現の仕方でフォローしたつもりが逆に傷つけたり本人以外を傷つけたりってほんとにあるし怖い。 「たとえようもなくやさしい気持ちを伝えることの出来るのも言葉だが、相手の急所をグサリと刺して、生涯許せないと想わせる致命傷を与えるのも、また言葉である。」 「手袋をさがす」 もっといい手袋があるはず、と凍える手をそのままに探し続けていた。今、人生も同じ状態にある 反省するのをやめにしよう。中途半端な気休めの反省なんかしないと居直る。
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私はこの人の感性が好きだ。1929年生まれ。和暦だと昭和4年生まれ。今生きていれば95歳。私の亡くなった祖母と同世代。当時キャリアウーマン(すでに死語か?)として女一人で生計を立てるというのはかなり珍しくて新しい生き方だったと思う。少なくとも私の周りにはいなかった。 この本の中...
私はこの人の感性が好きだ。1929年生まれ。和暦だと昭和4年生まれ。今生きていれば95歳。私の亡くなった祖母と同世代。当時キャリアウーマン(すでに死語か?)として女一人で生計を立てるというのはかなり珍しくて新しい生き方だったと思う。少なくとも私の周りにはいなかった。 この本の中で性差による「らしさ」についてたびたび語られている。今どきの人は嫌悪感を示すのだろうかと思いながら読んだ。ジェンダーレスが叫ばれ「男らしさ」とか「女らしさ」とかいう言葉さえ使うことが憚られる世の中になってしまった。 私自身は、性別によって権利とか機会を奪ったり差別したりすることは間違っていると思うが、男らしさとか女らしさとかは、そもそも男女は生物学的に構造や役割が違うのだから、あって当然だと思う。そして良いとされる「らしさ」は歴史や文化によって考え方が違うと思う。(LGBTはまた別の話)。 そういう意味でもこの人の文章は受け入れやすい。日本で戦前に教育を受けた人の考え方であるが、スッと入ってくる。男だからそんなこと言えるんだと思われてしまうかもしれないが、女性の向田さんが言っているのだから心強い。
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