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美しい心臓 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2016/01/29 |
| JAN | 9784101309774 |

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商品レビュー
2.5
5件のお客様レビュー
読みやすい文章なので、すっと進めるけど、「わたし」にいまひとつ感情がないように思えて、ツルツルと滑っていく。うーん。人を訳わかんなくするのも恋愛、人の生を肯定させるのも恋愛?
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「願っていたのは、死だった」 こんな一文から始まる本作品。 そしてこう続く。 「死を願いながら、わたしはあの、短い日々を生きた」 彼女が望むのは、自身の死ではない。 DV夫から逃げる彼女と密会する、既婚者の彼の死である。 …怖すぎる。 でもこんな始まりだからこそ、ちょっとク...
「願っていたのは、死だった」 こんな一文から始まる本作品。 そしてこう続く。 「死を願いながら、わたしはあの、短い日々を生きた」 彼女が望むのは、自身の死ではない。 DV夫から逃げる彼女と密会する、既婚者の彼の死である。 …怖すぎる。 でもこんな始まりだからこそ、ちょっとクレイジーな恋愛小説だと思っていたら、「密度の濃い」恋愛の描写が中心に描かれる。二人で行く旅の描写は、崩壊の暗喩のように輝いている。 かつての自分と重ねて、その幸せを共に感じようと思ったわたしは、しかしその眩しさから、目をそらした。もしも、その思い出を共有した相手と、今も一緒にいられるのなら、直視できたのかもしれない。 わたしは、もう戻らないその日々に、蓋をした。 眩しすぎるほど輝かしい日々というのは、そう長くは続かない。 その眩しさの中では、目を開けることはできないからだ。 そう、冒頭に描かれているように、そんな日々は、永遠には続かない。 その日々が、短命で、瞬間的だからこそ、こうして今でも光を放ち続けているかのように、輝いているのだ。 「あの人が死ねば、死んでこの世からいなくなってしまえば、わたしを取り巻く世界はどれほどまでに安定し、わたしの心は、わたしの魂は、どれほどまでに大きな安らぎを得ることができるだろう」 こんな彼女の思いが吐露された冒頭を読了後に振り返ってみると、なんという皮肉な終わり方なのだ、と改めて思う。 自分の世界を安定させるためには、自分の目をしっかり開けて、世界をしっかりと見て、前へ進まなければならない。 目を開けて歩くには、眩しすぎてはならないのだ。 最後に。 関東地方にお住いの方、大きな地震は大丈夫でしたか? 大きな被害がないことを祈っています。 そして、あなたと、あなたの大切な人が、無事であることを、祈っています。
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逢えない時は相手に死を望んでしまうほど苦しい。 相手に赤ちゃんが生まれたことを知ってしまってからは それまでは意識を避けていたはずの奥さんの存在を異常なほどに思い知らされてしまう。
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