6月31日の同窓会

真梨幸子(著者)

• 販売会社／発売会社: 実業之日本社
• 発売年月日: 2016/01/01
• JAN: 9784408536774

商品レビュー

2024/11/21

一回読んだだけでは全部の繋がりを理解できなかったかも。
問題を起こした女子が更生のために入れられる学校だとは。
エスカレーター式で上がってきた人たちは怖くないのか？入れたい親たちは不安じゃないのか？

ナタで弟たちを切りつけたのが凜子につながるとは。
劇中の殺害方法がナタになったのもこのせい？
料亭での騒動は凜子に関係があるのだろうか？

先生は、恵麻がフッ化水素酸で問題を起こしたことを知っていたから劇中の殺害方法を変えるように言ったのか？そもそも恵麻がほんとうに問題を起こしたのか？

援交の話のとき、最後まではやってないよね？って言う一言にはどんな背景が？

気になることが多く残っているのでもう一度読み返してみようか。

2024/05/16

今回も女性のドロドロとした、嫉妬・マウント・さぐりあいが炸裂した読み応えのある作品でした。
6月31日の意味が最後にわかったり、登場人物の関係性がわかったりと、伏線回収が随所にめぐらされてて、とても面白かったです。
日付が過去・未来と行ったり来たりしたり、登場人物の名前とあだ名に「あれ？この人は？」という場面があって、読み返したりしましたが、それも楽しめました。
坂の上の赤い屋根にも出ていた、松川先生の過去も分かります。

蘭聖学園の裏の顔やOGの変なプライドが垣間見えて、ほんとにこんな学校あったらいやだな、と思いつつも外野から面白おかしく見る分にはいいのかもと思ったりしました。

2024/04/02

不気味な噂がある女子校、の卒業生たちの物語。
前半はひたすら面白くてすらすら読めたけれどラストが少しあっけなく感じた。
ただひたすら表紙が不気味。全員無表情でものすごくインパクトがあった。