鉄馬のドン・キホーテ ⅰnforest mook

風間深志応援団(著者)

• 販売会社／発売会社: インフォレスト
• 発売年月日: 2004/11/01
• JAN: 9784902566666

商品レビュー

2013/11/16

「鉄馬のドンキホーテ」が

鶴舞中央図書館から届きました

チョモランマの写真、怖いくらいキレイ
道のない道の先頭を切る風間さんもすごいけれども
ソレを追いかけていく写真もすごい！

様々ジャンルからの応援団のヒトコト一言が

それぞれに愉しい異色の本だ
題名となった三浦雄一郎さんの一言はさておき

p77　下段で加曽利さんが持論を持ち出す
これが最高にいい感動モノ！
人間生真面目でいいことは何もない
キャパが限られてしまう
いい加減ほど出来る事の枠が広がる
但し自分の生真面目に活きるほど没頭できる
人間の究極の願望は自由であること
でもこの時代の現状で生きるために自分を抑制してしまう
（我慢せずに自由でいるためには外圧を処理しなければならない）
体力の衰えとは別に知力が増して好奇心も大きくなる
体力とともに感性まで衰えさせたくない
感動がなくなれば表現することもなくなり何も創りだせない
だから自分の延長線上のバイクにのることで感性を研ぎ澄ませる
不便だから億劫を乗り越えて面白さを味わえる
バイクは「夢創造機」
普通でいると欲絡みの世間に呑み込まれてしまう
（幸せでいたければ面白いことを諦めずに発見し続けること）
皆でそれぞれが好きなことを開発していく
ソレを捨てて組織という縄張りの安全策にハマりこんだら
全体としての社会の発展すらなくなる
各自の個性を最大限に活かすことで成り立つ環境が一番いい
心を大事にするならば自分の生き方の手を抜いてはいけない

ｐ93　辰野勇さん曰く：
探究心と好奇心＝無償の行為＝冒険
（冒険は自然界の中で人間だけが失っているものだと私は思う）
過去の経験に裏付けられた判断を拠り所に可能性の限界に挑む
しかしそのリスクが５０％を超えてはならない
５０％のリスクはギャンブルを意味し
ソレを超えると無謀となる
すなわち極限の冒険とは51％の可能性を信じ
41％のリスクを覚悟すること
日々の暮らしも同じことだけど可能性の大きさを選べる
それでもリスクを零にすることを考えてはならない
リスクがあるからこそアンテナを広げて
発見できるだろう可能性に喜びを持てる
辰野さんの知り合いで当時71歳になる中島正晃さんは
「冒険じゃあなくて遊びだ」と言う
50ccの船外機でスイスの運河から大西洋に出てニューヨークへの
単独横断をしてから11年後の2004年に
今度は2,2馬力の自作の船外機ボートに乗ってパナマ運河通り
太平洋に出てニホンまでの単独旅行を企画していたという
時間とともに黄ばんでいく過去を引っ張りだして読み返すのではなく
新たなページを書き続けていこうということだ

以上が地球元気村村長並びにSSTR主宰者・風間深志さんを読み解く本！