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バイリンガル教育の方法 完全改訂版 12歳までに親と教師ができること アルク選書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アルク |
発売年月日 | 2016/01/01 |
JAN | 9784757426986 |
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バイリンガル教育の方法 完全改訂版
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
5年間夫が海外赴任することになったが、ちょうど子どもが産まれる時期のため参考になればと思い読んだ。 様々な研究結果を参考に書かれているため、裏付けのある内容で読み応えがあった。 カナダのフランス語教育内容の部分は専門的で1回では把握しきれない部分もあったが、知らなかったことば...
5年間夫が海外赴任することになったが、ちょうど子どもが産まれる時期のため参考になればと思い読んだ。 様々な研究結果を参考に書かれているため、裏付けのある内容で読み応えがあった。 カナダのフランス語教育内容の部分は専門的で1回では把握しきれない部分もあったが、知らなかったことばかりで外国語教育のあり方についてとても参考になった。 読んでみて、5年間という限られた時間で現地の言葉を習得させることは難しいと感じたが、せっかくの機会なので母語をしっかり育てつつ2歳〜3歳頃からは現地の言葉にも触れて、帰国後も学習できるような環境が準備できればと思った。 心に留めようと思った内容 ・母語をしっかりと育てることが、バイリンガルになるためには大切。 ・絵本の読み聞かせは効果的 ・言語形成期は5歳〜15歳頃 ・2歳〜4歳頃のゆりかご期は母語を育てつつ外国語に触れることも可能 ・4歳〜6歳頃の遊び友達時代は2つの言語をバランス良く接触すると良い ・8歳頃までに話してた言葉も、その後触れる機会がないと消失していく ・小学校5年生頃からは読解力もつき抽象的な考えができるようになるため、海外旅行やキャンプなど体験すると効果的 ・母語の基礎が出来上がる前に無理に第二言語を習得させると、どちらも不十分なダブルリミテッドに陥りやすい ・カナダのある地域では英語話者にフランス語での教科教育プログラムを取り入れたイマージョン方式を取り入れている ・バイリンガル話者の方が、モノリンガル話者よりも物事を柔軟に、また偏見等もなく考えることが出来る傾向にある
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アメリカへ引っ越すことになり、子供達の英語と日本語の教育について参考になることがあれば、と思い読んでみた本。とても参考になりました。 この本は、かなり昔に書かれたものがベースで、2016年に完全改訂版として出版されたもの。参考文献は古いものも多いが、様々な学術的研究をもとに書か...
アメリカへ引っ越すことになり、子供達の英語と日本語の教育について参考になることがあれば、と思い読んでみた本。とても参考になりました。 この本は、かなり昔に書かれたものがベースで、2016年に完全改訂版として出版されたもの。参考文献は古いものも多いが、様々な学術的研究をもとに書かれているので、とても説得力がありました。 特にバイリンガルの発達と年齢、母語がマイノリティ言語の場合の脆弱性、バイリンガルを育てる上での母語の重要性については読んでよかったです。 以下この本を読んで学んだこと、思ったこと。 バイリンガルは、3つに分類できる。バランスバイリンガル、ドミナントバイリンガル、ダブルリミテッド。 バイリンガル教育は、年齢的には9歳頃が臨界期で、9歳以前に始めるのが良い。7〜10歳でアメリカに入国した場合、2年半から3年で、日常会話、授業ともにこなせるようになるが、個人差が大きい。8歳以前の来米者の場合は、日本語より英語への移行が起こりやすいが、9歳以降の場合は日本語が保持される。 アメリカに引っ越す際、いかに英語を習得するかにフォーカスしがちであるが、バイリンガルを目指すのであれば、英語習得以上に、どうやって日本語を育てるかが大事になってくる。在米期間が2年程度であれば、英語にフォーカスしてもいいと思うが、それ以上、特に4〜5年かそれ以上滞在するのであれば、渡米と同時に家庭での学習は日本語をメインに、英語は宿題をこなす程度にしたほうがよさそう。英語習得を急ぐよりも、母語を育てることはとても大切で、ここをしくじると、ドミナント・バイリンガル、もしくはダブル・リミテッド・バイリンガルになってしまう可能性がある。 おそらく、アメリカで数年現地校に通えば、誰でもバランス・バイリンガルになれると思っている人が多いと思われる。しかし、自分の経験からも、2年ではバイリンガルとはほど遠いし、それ以上滞在すれば、日本語がおろそかになっていたと思うので、バランス・バイリンガルを目指すには、家庭での日本語教育がとても重要になってくる。 我が家の場合、息子10歳、娘8歳で渡米することになる。息子は英検3級レベル、娘は英検は受けていないが4級が受かるかどうかというレベル。息子の方は日本語もかなりしっかり学習し、9歳以前に英語教育を始めたという点では、バイリンガルを目指すには理想的かもしれない。一方娘の方はまだ日本語が危ういので、3年以上の滞在となると日本語はかなり注意してみてやらないといけなさそう。 文化については、娘の方が性格的にも年齢的にも早いうちにアメリカ文化に馴染んで好むようになる可能性がある。息子の方は日本人としてのアイデンティティは確立している分、現地で馴染むまでに時間がかかると思われる。 子供達をバイリンガル、バイカルチュラルに育てるというのは、今まで思っていた以上に親のケアが大事になりそうだ。
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帰国子女から純粋な外国語教育、母語がマイノリティ言語の子と、様々な立場があり得るバイリンガル教育について、幅広くかつ体系的にまとめられている。 興味深かった点を幾つかメモすると、 ・第二言語の習得には母語の基盤が重要 ・言語の発達には幼少期の読み聞かせが効果的 ・カナダでは英語母...
帰国子女から純粋な外国語教育、母語がマイノリティ言語の子と、様々な立場があり得るバイリンガル教育について、幅広くかつ体系的にまとめられている。 興味深かった点を幾つかメモすると、 ・第二言語の習得には母語の基盤が重要 ・言語の発達には幼少期の読み聞かせが効果的 ・カナダでは英語母語の子をフランス語漬けにするイマージョン教育が取り入れられている ・外国語教育には言語を切り分けて混ぜないことが重要 ・別の言語に触れ始めた年齢によって言語発達の仕方が微妙に異なる 事例が米国カナダや英語に偏ってるようにも思えたが、読者のニーズや著者のバックグラウンドを考えれば仕方ないのかもしれない。
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