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デフレ最終戦争 黒田日銀 異次元緩和の光
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2016/01/22 |
JAN | 9784532356804 |
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
マイナス金利導入直前までの現日銀体制が行なっている金融政策について書かれた本。黒田東彦日銀総裁が、消費税引き上げと財政健全化に拘っている理由を知ることができたのが一番の収穫だった。「財政健全化の遅れは、市場参加者に量的緩和が財政ファイナンスだと見做される。それが国債の暴騰と長期金...
マイナス金利導入直前までの現日銀体制が行なっている金融政策について書かれた本。黒田東彦日銀総裁が、消費税引き上げと財政健全化に拘っている理由を知ることができたのが一番の収穫だった。「財政健全化の遅れは、市場参加者に量的緩和が財政ファイナンスだと見做される。それが国債の暴騰と長期金利の急騰を引き起こして、量的緩和の『最重要の効果波及経路』である実質金利低下が機能しなくなる」というのが黒田のロジックのようだ。 他にも日銀の情報開示についての第7章や、日銀OBたちの異次元緩和への批判が書かれている第9章が興味深かった。筆者は、現日銀体制というか黒田に相当甘い評価を下している。おもしろい部分もあったが、突っ込んだ内容は一切書かれていない。同じく日銀を扱った鯨岡仁「日銀と政治」と比較すると、極めて表層的な内容。手軽な本だが、ジェネリック薬品みたいな本である。 評点 5.5点 / 10点
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黒田日銀の誕生以降を取材してまとめたもの。やや黒田日銀に対する評価が甘い気がする。日頃から日銀をウォッチしている人にとっては内容がやや表面的で新しい発見はあまり無いかもしれない。日銀や金融政策に興味のなかった人にはいい入門書になるかもしれない。個人的には第9章「OBたちの批判と不...
黒田日銀の誕生以降を取材してまとめたもの。やや黒田日銀に対する評価が甘い気がする。日頃から日銀をウォッチしている人にとっては内容がやや表面的で新しい発見はあまり無いかもしれない。日銀や金融政策に興味のなかった人にはいい入門書になるかもしれない。個人的には第9章「OBたちの批判と不安」、第10章「「出口」という難作業」が面白かった。この本が出た直後に黒田日銀が追加の金融緩和策として突然マイナス金利導入をしたが、それにも関わらず円高・株安が進んだ。インフレ率も2年で2%どころか、3年で0%に落ち込んでいるうえ、「出口」もまったく見えない黒田日銀についての本を出すタイミングとしてはやや中途半端になってしまったかもしれない。
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日本経済新聞の金融政策を取材してきた記者が、黒田日銀の成果と課題を徹底的に解明する。注目の追加緩和、出口戦略は・・。
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