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春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと 中公文庫
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春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと 中公文庫

池澤夏樹(著者), 鷲尾和彦

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春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2016/01/01
JAN 9784122062160

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商品レビュー

2.3

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2024/02/25

 本書は、池澤夏樹さんが東日本大震災に寄せたエッセイ、コラムを再構成したものです。  表題は、ポーランドの作家ヴィスワヴァ・シンボルスカの詩集からの引用とのこと。  本書では、被災者や困難と闘った人に光を当てたり、ジャーナリズム向けに書いたりするのではなく、単に震災の全体像を描...

 本書は、池澤夏樹さんが東日本大震災に寄せたエッセイ、コラムを再構成したものです。  表題は、ポーランドの作家ヴィスワヴァ・シンボルスカの詩集からの引用とのこと。  本書では、被災者や困難と闘った人に光を当てたり、ジャーナリズム向けに書いたりするのではなく、単に震災の全体像を描こうとしたようです。  動揺、哀しみ、怒り、希望などが綴られ、思考を重ね練り上げた良質な言葉が並びます。池澤さんの様々な想いが行間から立ち上がるようです。  印象的だったのが、池澤さんの日本人観と震災後の日本の歩みの記述でした。先日読んだ、外国人ジャーナリストのルポの視点と同様だったためです。  良くも悪くも「諦めのよさ、無関心等の姿勢」の指摘、そして、被災地の復興の具体の希薄さ、日本の電力事業の再編の遅さ・逆行など、改めて自分自身への戒めを含めて、考えさせられました。  被災直後の中学校の卒業生答辞に「天を恨まず」という言葉がありました。「天が与えた試練というにはむご過ぎる」けれども、「運命に耐え、助け合って生きていくことが私たちの使命」だと。  単なる美辞麗句との捉え方もあるでしょうが、本書のタイトルに通じ、個人的に絶賛肯定します。  喪失を受け入れ、傷を癒すための時間(言い換えれば記憶の忘却)は必要で、しかしこれは記憶の風化との戦いでもありますね。

Posted by ブクログ

2020/11/17

東日本大震災直後から半年くらいにかけて書かれた本。あの当時、日本はジワジワとながらも変わっていくのだろうと思っていた。みんなが「誰もが幸せになれば良いのに」と考えていたはずだ。いつしかその思いも薄れて、復興五輪の名が躍る。原発についても同じだ。あの時、あんなに大騒ぎをし、怖いと思...

東日本大震災直後から半年くらいにかけて書かれた本。あの当時、日本はジワジワとながらも変わっていくのだろうと思っていた。みんなが「誰もが幸せになれば良いのに」と考えていたはずだ。いつしかその思いも薄れて、復興五輪の名が躍る。原発についても同じだ。あの時、あんなに大騒ぎをし、怖いと思ったはずの原発は今、また再稼働しようとしている。本当にこれで良いのだろうか。 あの頃を思い出す必要はないか。封印してはいないか。よく考えて政治を見ていかなくてはならない。

Posted by ブクログ

2019/10/22

いま読めば、なんだか懐かしいような、高揚感とともにある震災直後の語り。そして、苦いあとがき。 いま書かれたら、あとがきはさらに苦いはずだ。

Posted by ブクログ

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