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霜の降りる前に(上) 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2016/01/21 |
JAN | 9784488209162 |
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霜の降りる前に(上)
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商品レビュー
3.5
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9作目、進路に悩み登場する度に違うことをしていた娘リンダが遂に決意して警察学校を卒業、あと数日でイースタ署に配属され働き始める、というタイミングで事件が起こります。正式にはまだ一般人なのでだけれどヴァランダーの娘であり行方不明になったのがリンダの友人ということでなんとなく捜査の周...
9作目、進路に悩み登場する度に違うことをしていた娘リンダが遂に決意して警察学校を卒業、あと数日でイースタ署に配属され働き始める、というタイミングで事件が起こります。正式にはまだ一般人なのでだけれどヴァランダーの娘であり行方不明になったのがリンダの友人ということでなんとなく捜査の周辺で危うい感じに自己流に捜査に関わるリンダ。今回はリンダの視点で話が進行するのでこれまでとは違い、優秀で良い人物だけれど一緒に働いたり暮らしたりするには気難しくむら気で付き合いにくいクルトの姿が浮き彫りに。事件は狂信的な新興宗教(大きいくくりではキリスト教)の信者が掲げる歪んだ正義に基づくもので嫌な感じに不安を煽られる内容で、首謀者の動機がよくわからないのと万能で機械のように従順な手下が居て数々の犯罪を犯していくのですがこの手下の在り方が都合が良すぎ、捜査の取っ掛かりになった点を除いては(この人は一体なんなのか?)と思わずには居られませんでした。前作で驚かされたクルトとマーティンソンとの確執は娘リンダの目には明らかではないらしく一切触れられず、またこれまでクルトからは好意的に見られていたフーグルンドが同性のリンダの厳しい目線から描かれるせいかちょっと嫌な女性風で、意外でした。同じことでも見る人が違えば全く違って見えるというのを鮮やかに示してくれた感じです。事件の行方や捜査や解決などより、クルト目線とリンダ目線との比較、というようなことが興味深い一作でした。
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ヴァランダーとマーティンソンの反目はどうなった?自分を引きずりおろそうとした部下が娘の指導官になるなんて不安じゃないのかな。 スウェーデンは警官になるのに年齢制限ないのか。 リンダがドラマとはイメージ違う。 ヴァランダーはもっと亡き父を理解していると思っていた。 このシリーズ、犯...
ヴァランダーとマーティンソンの反目はどうなった?自分を引きずりおろそうとした部下が娘の指導官になるなんて不安じゃないのかな。 スウェーデンは警官になるのに年齢制限ないのか。 リンダがドラマとはイメージ違う。 ヴァランダーはもっと亡き父を理解していると思っていた。 このシリーズ、犯人が一般的でない動機を持つのが多い。
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起こる事件も面白く、話しを追わせる展開もいいのだが、親子してなぜそこで癇癪を?会議、会議で何を話している?親父の仕事ぶりの良さは?など突っ込みたくなることもあるな。
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