ワードの「死後の世界」 新装版 ワンネス・ブックシリーズ5

浅野和三郎(訳者), J.S.M.ワード, 桑原啓善

• 販売会社／発売会社: でくのぼう出版
• 発売年月日: 2015/08/01
• JAN: 9784434209628

商品レビュー

2024/01/04

「死後の世界」というタイトルから、「ああ、またか」と若干げんなりしてしまったのだが、いい意味で期待を裏切られた。「地獄めぐり通信」という地獄に特化した内容で、物語としても読み応えがあった。

善悪がなければ天国地獄もないような気がするが、そこは追求しないことにする。大光明をもっとよく知るために、一度は闇（＝光の不在）について考えてみるのも面白いかと思われる。

2015/08/25

全６巻のワンネスブックシリーズの５巻、「ワードの死後の世界」の新装版。『ジュリアの音信』『人に死はない』と共に、小学生から読める正統なスピリチュアリズムの入門書。これで死とは何かがわかれば、同時に生きるとは何かもわかるし、残念ながら自殺は意味がないこともわかる。
この世に不満があったり絶望している人は、あの世の存在を知るとどうにも自殺したりして向うに行きたくなるが、自然界の法則として百害あって一利なしなので、どうにかこの世で生き抜くことを考えたい。
また本書の特徴として、親鸞（浄土真宗）の言う悪人正機説の実例、この世の極悪人があの世で努力して真人間になっていく様子がわかるという点がある。人間の人生の目的はシンプルで、この世でもあの世でも、善人になろうと努力すること、ただそれだけ。