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森は考える 人間的なるものを超えた人類学
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森は考える 人間的なるものを超えた人類学

エドゥアルド・コーン(著者), 奥野克巳(訳者), 近藤宏(訳者), 近藤祉秋(訳者), 二文字屋脩(訳者)

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森は考える 人間的なるものを超えた人類学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2016/01/08
JAN 9784750514628

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2016/04/23
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 アマゾニア(エクアドルの森林)の中で生きる人(ルナ)の民族誌であるが、非常に示唆的である。基本的に、「人間的なものを越えた人類学」を提唱している。ジャガーが人間をどうみるかとか、イヌをどのように説得するのかとか、死後どうなるのかとか、要するに、人間以外のものとの境界を越えていく人類の営みに焦点があたっている。このなかでパースの記号論(記号=思考=生命)がひかれ、それ自体で成立する「形式」(川の渦のようなもの)とか、人間が人間以外のものとの関係のなかで自己を決めていくということが書かれている。  アニミズムは中国の古典を読むにも大事な要素だと思う。『論語』の「礼」とか「孝」に関する議論はこういうところからでているのだろう。ジャガーに「肉」とみられないために「まなざしを返せる」仰向けで寝るところなどは、『荘子』のカマキリがセミをねらう話しを思いだした。イヌが夢をみたり、嘘をついたりすることは、イヌを飼っている人にはよく分かると思う。  動物行動学については、道徳を人間独自のものであることを前提としていて、少し不十分ではないかと思う。ドゥ・ヴァールの『共感の時代へ』とか『道徳性の起源』などの成果と組み合わせてほしいと思う。

Posted by ブクログ

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