隣る人

菅原哲男(著者), 岩崎まり子(著者)

• 販売会社／発売会社: いのちのことば社
• 発売年月日: 2016/01/01
• JAN: 9784264034513

商品レビュー

2018/06/18

◆きっかけ
どこかで本書と同じ題名の映画の存在を知り、なんとなく気になり、観たいと思った。が、公開は不定期で、DVD化もされていなかった。一応…とAmazonで検索して本書の存在を知った。

◆感想
徹底している…。普通に考えうる「仕事」の範疇を超え、もはや献身。育児。前半の菅原理事長の手記は、運営する者としての苦悩や努力、行政への憤りなどが感じられた。
菅原理事長と、竹花施設長の文章は若干読みづらさを感じたが、後半の岩崎保育士の文章は美しく、読みやすかった。
岩崎保育の手記は…もう、その文章から感じるあたたかさ、優しさがすごかった。第一線で子どもに向き合い続けているのだから、相当な苦しみもあるだろうに、その目の優しさ。思い。優しさの中の強さ。悟っているかのよう。自分の子どもに対する姿勢や、普段の人間関係の築き方を省みて、考えさせられることも多かった。岩崎さんの手記は、これからも読み返すことがあると思う。手元に置いておきたい一冊になった。2018/6/18

「子どもは予定通りにいかない」。その通り。時間で、分単位でスケジュールを組むと、その通りにならないとついイライラしてしまう。ザックリとやることを決めて、子どもの様子を見つつ順番を入れ替えしながら、優先順位を決めてゆるりとこなす。こうした方が自分も楽と気付いて、人との約束は最小限にするのが今は楽。予定を決めて、それができなかったり遅れる！と思ったりすると、ついイライラ、セカセカしてしまう、ちっぽけな自分だから。支援センターの催し等、自分で変更可能な予定は、いれておくと、「この時間までに！」という気持ちが良い方向に働いて、優先順位をつけたり、キビキビ家事をこなせるので良い。もしそれに行かなくても、誰にも迷惑はかけないから、大丈夫。私は特に、娘の食事の時間でイライラしてしまうことが多い。一口食べるごとに歌ったり、食事を用いてのままごとが始まったり。集中して食べない時はほんと、もう！と思ってしまう。30分で切り上げると良いともよく聞く。が、片付けようとすると「いるー！」と言う娘に、つい「なら集中して食べなさい！」と食事を返てしまい、また娘の集中が続かず、下げようとしていると言われ…のループが続き、あーんして！コールも入り出し…私が断固30分で切り上げれば良いのかもしれないが、つい「栄養取って欲しい」という欲が出て、与えてしまう。スタートから1時間かかることはザラだし、食事前後の準備、片付けも含めると、大好きな食事が憂鬱になってしまう。娘も食べることは好きだし、このまま好きでいて欲しいのに、たまに、こんなこと繰り返したら苦痛になるのでは？と思ってしまう。私もイライラする時と、余裕を持ってゆったり接することができる時とが混在していて、そこもいけん。2018/6/20

2016/02/08

★一つと★五つの間で気持ちが揺れ動いている。

http://www.mhnc.jp/20160208
http://www.tonaru-hito.com/index.html