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京都うた紀行 歌人夫婦、最後の旅 文春文庫
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京都うた紀行 歌人夫婦、最後の旅 文春文庫

河野裕子(著者), 永田和宏(著者)

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京都うた紀行 歌人夫婦、最後の旅 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2016/01/01
JAN 9784167905392

京都うた紀行 歌人夫婦、最後の旅

¥220

商品レビュー

4.8

5件のお客様レビュー

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2024/04/13

短歌を読むようになってから読書のスピードが落ちてしまった。文字数は少ないから早く読めるはずだけど、反芻したり調べたりするから時間がかかるのだ。歌人夫婦二人の最後の共同作業。解説でまた泣かされた。僕も生きている証として地名を入れた歌を詠んでいこうと思う。

Posted by ブクログ

2022/05/28

その地を冠して詠まれた古歌およびその場所の、歌枕というらしい。京都・滋賀の近・現代短歌の歌枕を、京都在住の永田和宏・河野裕子の歌人夫婦が訪ね歩くという内容。それぞれが25カ所を紹介し、合計50カ所が収められていると同時に、最後にご夫婦の対談が掲載されている。京都新聞に、2008年...

その地を冠して詠まれた古歌およびその場所の、歌枕というらしい。京都・滋賀の近・現代短歌の歌枕を、京都在住の永田和宏・河野裕子の歌人夫婦が訪ね歩くという内容。それぞれが25カ所を紹介し、合計50カ所が収められていると同時に、最後にご夫婦の対談が掲載されている。京都新聞に、2008年7月から2010年7月にかけて連載されたものを書籍化したものである。ご夫婦お二人にとっては、実は、とても大変で重要な時期に連載がなされている。 河野裕子さんは、2000年に乳がんの手術をされている。その後8年間再発が認められず、ご夫婦ともに安心しはじめた2008年に本連載が京都新聞で始まり、連載が始まってすぐに、再発の診断・告知をお二人は受けている。対談で語られているけれども、この50カ所、ほとんどの場所を、お二人で訪問されたということである。本書の副題が「歌人夫婦、最後の旅」となっているのは、そのような背景がある。対談が終わって1カ月もたたない、2010年8月に河野裕子さんは亡くなられている。 対談の中で、お二人が河野裕子さんの死を強く意識していたことがよく分かる。永田和宏は、「ああこの人と一緒にここにくることはもう二度とないなあと思いながら運転していた」ということを、奥様におっしゃっている。受け入れておられたわけではないだろうが、お二人ともに、河野さんの死が近くにあることは避けられないことを分かっておられたということだ。河野裕子さんは、それを「短い残り時間の中で、いま同じ時間を共有している」とおっしゃっている。 哀しさと切なさと相手をいとおしく想う「今の」感情、更には、出会いからこれまでの夫婦の間の思い出等の「歴史的な」感情、といったものが混じり合っている。何とも言えない心持ちになる。

Posted by ブクログ

2020/09/30

 友人の影響で少々万葉集にはまっている。その流れで永田河野夫妻のこの本も京都人としては一読しておこうと、巣ごもり中に読んでみた。 「たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか」 まるで与謝野晶子のようなズバリとした表現に男性ならお手上げだろう。 「とげとげと...

 友人の影響で少々万葉集にはまっている。その流れで永田河野夫妻のこの本も京都人としては一読しておこうと、巣ごもり中に読んでみた。 「たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか」 まるで与謝野晶子のようなズバリとした表現に男性ならお手上げだろう。 「とげとげともの言う妻よ疲れやすくわれは向日葵の畑に来たり」 とこれはまた、立派な先生ご夫妻でも夫婦の日常は一般人と似たようなところもあると安堵する。奥様の早すぎる死を前に収録されたご夫妻の歌集である。同じ日常でも歌を通して見るとこのような豊かな人生絵巻に仕上がるのだと言霊の力 を改めて感じた。京都大好きなご夫妻のまさに人生うた紀行である。

Posted by ブクログ

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