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災害と人間 地震・津波・台風・火災の科学と教育 やまねこブックレット6
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災害と人間 地震・津波・台風・火災の科学と教育 やまねこブックレット6

寺田寅彦(著者)

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災害と人間 地震・津波・台風・火災の科学と教育 やまねこブックレット6

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 仮説社
発売年月日 2015/12/01
JAN 9784773502657

災害と人間

¥330

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2021/03/21

「災害と人間」寺田寅彦著、仮説社、2015.12.21 78p ¥864 C0340 (2021.03.12読了)(2021.03.07借入) 副題「地震・津波・台風・火災の科学と教育」 2021年3月のEテレの「100分de名著」は、「100分de災害を考える」です。 第1回は...

「災害と人間」寺田寅彦著、仮説社、2015.12.21 78p ¥864 C0340 (2021.03.12読了)(2021.03.07借入) 副題「地震・津波・台風・火災の科学と教育」 2021年3月のEテレの「100分de名著」は、「100分de災害を考える」です。 第1回は、寺田寅彦『天災と日本人』を取り上げています。図書館には、『天災と日本人』はなく、『災害と人間』がありました。いずれも、寺田寅彦の随筆を収録したものです。 テキストで引用しているのは、「津波と人間」「日本人の自然観」「天災と国防」「颱風雑俎」「何故泣くか」です。 「津波と人間」「天災と国防」は、『災害と人間』にも収録されているので、こちらで代用することにして借りてきました。 【目次】 津波と人間  (1933年5月) 天災と国防  (1934年11月) 函館の大火について  (1934年5月) 災難雑考  (1934年7月) 流言蜚語  (1924年9月) 断水の日  (1922年1月) 天災は忘れた頃来る  中谷宇吉郎  (1955年9月) 研究の楽しさを知っていた科学者寺田寅彦  板倉聖宜 ●天然の暴威(14頁) 文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその激烈の度を増す ●戦争と天災(21頁) 戦争はぜひとも避けようと思えば人間の力で避けられなくはないであろうが、天災ばかりは科学の力でもその襲来を中止させるわけには行かない。 ●火事の大小(31頁) だれも知るとおり火事の大小は最初の五分間で決まると言われている。 ●現象と災害(43頁) 「地震の現象」と「地震による災害」とは区別して考えなければならない。現象のほうは人間の力でどうにもならなくても「災害」のほうは注意次第でどんなにでも軽減されうる可能性があるのである。 ☆関連図書(既読) 「雪」中谷宇吉郎著、岩波文庫、1994.10.17 ☆積読中 「寺田寅彦随筆集 第一巻」寺田寅彦著・小宮豊隆編、岩波文庫、1947.02.05 「寺田寅彦随筆集 第二巻」寺田寅彦著・小宮豊隆編、岩波文庫、1947.09.10 「寺田寅彦随筆集 第三巻」寺田寅彦著・小宮豊隆編、岩波文庫、1948.05.15 「寺田寅彦随筆集 第四巻」寺田寅彦著・小宮豊隆編、岩波文庫、1948.05.15 「寺田寅彦随筆集 第五巻」寺田寅彦著・小宮豊隆編、岩波文庫、1948.11.20 「柿の種」寺田寅彦著、岩波文庫、1996.04.16 (2021年3月21日・記) (アマゾンより) 地震,津波,台風,火災……海に囲まれた島国日本に次々とやってくる数々の災害。時に大きな被害をもたらすそれらの災害と,人間はどのように向き合えばいいのか。戦前のすぐれた物理学者であり文学者でもあった寺田寅彦が科学の目を通してユーモア豊かに語る,災害との付き合い方。

Posted by ブクログ

2016/01/24

 科学者でありながら名文も書く…科学随筆家・寺田寅彦の数ある随筆の中から,地震・津波・台風・火災などについて書かれている文章を集めたブックレットです。これらの文章から,寅彦の「物事に対する科学的な見方・考え方」が,しみじみと伝わってきます。  寺田寅彦の随筆は,青空文庫などで,タ...

 科学者でありながら名文も書く…科学随筆家・寺田寅彦の数ある随筆の中から,地震・津波・台風・火災などについて書かれている文章を集めたブックレットです。これらの文章から,寅彦の「物事に対する科学的な見方・考え方」が,しみじみと伝わってきます。  寺田寅彦の随筆は,青空文庫などで,タダで読むこともできますが,本書は,編集の段階で,旧仮名遣いを改めたり読みやすくしたりしてあります。  寅彦が,軍の増強をするなら,もっと災害について科学的基礎的な研究にも力を入れて欲しい。それが,最終的には国家の為になるのだ…と言うような意味のことを言っています。時代が時代なので,こういう表現しかできなかったのでしょうが,それでも,科学的の考え方のないところでは,進歩はないと言っているのはさすがです。  寅彦の熊本の第五高等学校時代の英語の先生は夏目金之助先生でした。この先生は,のちに,夏目漱石と呼ばれる文学者になる人です。文学的な感覚は,この時に養ったのかも知れません。  巻末には,中谷宇吉郎の「天災は忘れた頃来る」と板倉聖宣の「研究の楽しさを知っている科学者寺田寅彦」も掲載されています。短い文章ですが,2つとも,寺田寅彦の人となりを表していて,貴重な短編です。

Posted by ブクログ

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