親を殺したくなったら読む本 「親に疲れた症候群」の治し方

石蔵文信(著者)

• 販売会社／発売会社: マキノ出版
• 発売年月日: 2015/12/14
• JAN: 9784837672258

商品レビュー

2024/08/17

別に親を殺したいと思ってるわけではないけれど、
還暦に手が届こうかという歳になって
いつまで子どもの立場でいなくてはいけないんだろうと、うんざりすることはある。
長寿社会になって平均寿命は80歳を越え
親子でいる時間が長過ぎるのよね。
子育てを終え退職もし、さあやっと自分の人生を生きられると思った時にのしかかってくる親の介護。
自分だって残り少ない時間なのに、親にどんどん奪われたらこの本のタイトルの様なこと考えたっておかしくはない。
（むしろ普通のことだと、著者はおっしゃってます）
読んでも何も解決はしないけれど、読めば心が軽くなると思います。

2020/04/29

子供の頃は殺してやろうと思ったことが何度もあったけど、今は親に対して何の感情もないので適当なタイミングで死んで遺産だけ寄越してくれりゃどうでもいい、というのが自分のスタンス。
介護にかかわるつもりもないし死に目に会いたいとも思わないし家も継がないし。

響く人には響くかもだけど、自分には毒にも薬にもならない本かな。
「家族とは『腐れ縁』『しがらみ』でしかない」というのは賛同します。

2019/02/09

当たり前のことを普通に書いているように思えたのだが、これから結婚する、親になる前にきちんと読んでおきたい部分がかなりあったように思う。
家族に過剰な期待をせず距離を置き、愛情ではなくくされ縁としがらみと考え、世間体に惑わされず、親は選べないが自分の人生は自分で選べると。

でも最後に、親を殺したくなった人への、処方する薬まで書いてあるところがいかにも現実的。