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「リベラル保守」宣言 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2015/12/01 |
JAN | 9784101365725 |
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「リベラル保守」宣言
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商品レビュー
4.2
14件のお客様レビュー
「戦争を知る世代が持って欲しい良識」 本書で語られる保守は自分の持っていたイメージとは違っている。 理性の完全性を疑い、歴史の検証に耐えた伝統などを重視する態度が保守のおそらく本質で、単なる反左翼の思想ではないようだ。 リベラルと保守は相反する概念だと思っていたが、「自由」と「...
「戦争を知る世代が持って欲しい良識」 本書で語られる保守は自分の持っていたイメージとは違っている。 理性の完全性を疑い、歴史の検証に耐えた伝統などを重視する態度が保守のおそらく本質で、単なる反左翼の思想ではないようだ。 リベラルと保守は相反する概念だと思っていたが、「自由」と「寛容」を重んじるリベラルと保守は親和性が高いようだ。 ある概念はその歴史性を踏まえて認識される必要がある。リベラルと保守は、異なる物を排除しようと血みどろの争いをしてきた歴史の反省に立ち、その歴史を積み重ねてきた。 昔、保守派と目される元作家で都知事を務めた大物政治家が、目をパチクリさせながら「北朝鮮が拉致被害者を返さないのなら超法規的に戦争を仕掛けるべきだ」と仰っていたのを思い出した。彼の態度は恐らく正統な保守ではない。 対して中曽根内閣で官房長官を務めた後藤田正晴先生はどうであったか。自身で戦争を体験した彼はペルシャ湾への自衛隊掃海艇の派遣を身を挺して阻止した。 自分の体験したのと同じ困難を次の世代に感じさせたくないとの思いがあったのだろう。 リベラル保守はともすれば「決められない」とか「スピード感がない」など悪い面もあるが、戦争とか、取り返しのつかない事態の出来を防ぐ力があるのではないかと思った。 併せて読みたい 「SPY×FAMILY」 遠藤達哉
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本当のリベラル、保守とは何なのかよく考えさせられる。なんでもかんでも、右なのか左なのかラベリングすることだけに執着し、思想や立場の本質を忘れがち。
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リベラル保守とはいうものの、そもそもの保守の定義から学び直しさせられた!対話を重ねて異なる境を辛抱強く乗り越えていく。人間の理性や科学に絶対の信頼を置かない。(人が不完全な生き物であることを念頭に置く)など、自分の考え方を裏付けるものが多かった。ここでもトポス(居場所)を失った大...
リベラル保守とはいうものの、そもそもの保守の定義から学び直しさせられた!対話を重ねて異なる境を辛抱強く乗り越えていく。人間の理性や科学に絶対の信頼を置かない。(人が不完全な生き物であることを念頭に置く)など、自分の考え方を裏付けるものが多かった。ここでもトポス(居場所)を失った大衆化した人間がテーマになっていて、シンクロニシティを感じる。
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