- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
千の顔をもつ英雄 新訳版(下) ハヤカワ文庫NF
定価 ¥990
935円 定価より55円(5%)おトク
獲得ポイント8P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
2/8(土)~2/13(木)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2015/12/01 |
JAN | 9784150504533 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
2/8(土)~2/13(木)
- 書籍
- 文庫
千の顔をもつ英雄 新訳版(下)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
千の顔をもつ英雄 新訳版(下)
¥935
在庫あり
商品レビュー
3.8
17件のお客様レビュー
神話は作り話し
ニッポンの皇室の先祖神の天照のところで、キャンベル先生は学術的にしか、天の岩戸の話しを知らないと思った 天の岩戸つうのは、その時、日食があって、太陽が消えたことを神話として語ってる 西暦3世紀のことで、日食なんて知らない古代人が大騒ぎになったってこと キャンベル先生って、1...
ニッポンの皇室の先祖神の天照のところで、キャンベル先生は学術的にしか、天の岩戸の話しを知らないと思った 天の岩戸つうのは、その時、日食があって、太陽が消えたことを神話として語ってる 西暦3世紀のことで、日食なんて知らない古代人が大騒ぎになったってこと キャンベル先生って、1987年?まで生きてたんだし、学者?なんだったら日食があったことくらい調査した方が良かったんじゃないかと思った ちなみに、この日食で天照大神?ていうか、卑弥呼?は殺された、太陽が消えたんで、「オマエ神のくせに太陽消えるのを防げ無かったじゃないか」、いや、ニンゲンは神じゃ無い、ニッポンの天皇家が古代人を支配する時、自分たちを「神格化」した、とかまで書くべきだった これって、Star Warsのシナリオ書く時の参考書になったらしい ニンゲンて、良くも悪くも神話や伝説や伝承みたいなもの好きなんだろう つっても、Fictionの世界だけど 宗教の教典のようなテキスト本は、結局ニンゲンが考え出した「Fiction」を基本に書かれてる 旧約聖書に「物語的」な章が多い、ていうか、ほぼ全編物語なのも偶然じゃ無い ヨブの逸話とか、3千年くらい昔にラバイが作って、信者たちに:ほぼ全員文盲:語って「だから神の言うことを聞け」 イエスがたとえ話しがうまかったのは、よく知られてる 科学がほぼ無かった時代に、変わった自然現象が「神の御業」って説明されるのも仕方無かった 正直言って、本をめちゃくちゃ読むと、売れてる本に法則のようなものがあるのは、誰しも気がつく 起承転結っていうの それを神話から解説したのがキャンベル先生
hotbee09
メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1856302660707856798?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
Posted by
下巻は神話のランダムな引用が多く読みづらさを感じたが、最後の「エピローグ 神話と社会」、中でも「3 現代の英雄」では、は著者の執筆動機が感じられて興味深かった。 「社会的単位は宗教の教えを運ぶものではなくなり、政治的・経済的組織となった」 「現代的な理念というのは、≪中略≫物質...
下巻は神話のランダムな引用が多く読みづらさを感じたが、最後の「エピローグ 神話と社会」、中でも「3 現代の英雄」では、は著者の執筆動機が感じられて興味深かった。 「社会的単位は宗教の教えを運ぶものではなくなり、政治的・経済的組織となった」 「現代的な理念というのは、≪中略≫物質的優位と資源を求めて熾烈に競争する世俗国家の理念である。」 「高度産業化社会の内部では、儀礼、道徳、芸術といった人類の遺産の最後の痕跡さえ完全に消えてしまった。」 「私たちは現在、≪中略≫二つの岩がぶつかり合うという、恐ろしい光景を目の当たりにしている。魂は、どちらの岩にも接触せずに、岩の間を通り抜けなければならない。」 1949年という執筆年を考えると、「二つの岩」とは資本主義社会と共産主義社会であろう。 二つの経済システムが、唯物論的豊かさと、大量殺戮のための科学技術発展競争に明け暮れた時代に、その競争の外側から、人間精神の荒廃を見つめる人たちがいた。 筆者もその一人だったのだろう。 上記の記述からは、近代化への違和感や神話を失うことへの危機感が感じられる。 自然科学の発展は、自然の神秘を天文学や物理学、生物学の中に納めた。 そのあとで、「人間そのものが、最高の神秘である」とう結びは美しいと感じた。 エピローグに共感したものの、一方で神話の内容には今一つ馴染めなかった自分こそが、キャンベルが懸念した近代化の産物でしかないという自覚がブーメランのように戻ってきた。 トルストイが感じた、「自分は間違っていないが、一方で不断に道徳的過ちを犯している」という苦悩にも似ているのではないか。 いつの時代も異なる段階において「近代化」は存在し、人間に光と影を投げかける。 改めて胸に刻みたいと思う。
Posted by