三代目が会社をつぶす!? 会社をつぶしたわたしが、コンサルタントとして皆さんに伝えたいこと

五島宏明(著者)

• 販売会社／発売会社: 同友館
• 発売年月日: 2015/11/01
• JAN: 9784496051692

商品レビュー

2021/02/07

自分の幸せと社員、家族の幸せが同じ方向を向いてるとは限らない。後継者は自分が会社を大きくするぞという気持ちだけでは事業継続はできない。

温故創新の精神が大切である。良くも悪くも社長の心理状態で会社は変わる。経営者の大変さが良く分かる内容でした。

2020/08/12

会社を倒産（自己破産）させたあと、中書企業診断士、特に事業再生士（CTP）、ターンアラウンドマネジャーとして復活の道を歩んでいるヒストリー。

破産前の2年間は地獄の２年。資金繰りに奔走し、死が頭をよぎる、離婚、粉飾決算、愚かな三代目がにはなりたくない、会社をつぶすわけにはいかない、
など、目や耳にするだけでこちらも心が痛むような言葉が沢山ある。

破産した社長の手記は少なく、当事者の心境に触れる機会はほとんどない故に貴重な手記。大変参考になる。

と同時に、再生には資金繰りの管理、「誰に・何を・どうやって売る」を徹底すること、が印象に残った。

あと、会社を潰したとしても、怠けていたわけではないことも痛切に感じました。誰かが、会社経営は技術、スキルの問題と言っておりましたが、その通りなんだろうと感じました。

事業再生に携わる、特に経験が若い人にとっては大変有益な書と思います。

2015/12/15

自身の体験をもとに中小企業が破綻していく様子とは、再生のためには、を実体験に基づいて描いていきます。

自身が小売業の三代目として会社を継ぎ、一所懸命に学び、しかし失敗したくだりは胸がえぐられるようです。

その後、ご苦労の末に中小企業診断士を取得。本格的に中小企業の再生に挑んでいきます。

経営に悩んでいる経営者がいればすぐに五島さんに

「電話を」と思います。

本当に良い本です。