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透き通った風が吹いて
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2015/11/01 |
JAN | 9784163903736 |
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透き通った風が吹いて
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商品レビュー
3.3
15件のお客様レビュー
映画「風の奏の君へ」が六月に公開される。原案になったあさのあつこさんの小説を読んだ。舞台は岡山県の美作(みまさか) 市。著者の故郷で、ベストセラー本『バッテリー』もここで生まれた。 ゆったりと流れる時間を、風を感じる物語に出会えた。 大原町の古町で生まれ育った渓哉は、実紀や仲間...
映画「風の奏の君へ」が六月に公開される。原案になったあさのあつこさんの小説を読んだ。舞台は岡山県の美作(みまさか) 市。著者の故郷で、ベストセラー本『バッテリー』もここで生まれた。 ゆったりと流れる時間を、風を感じる物語に出会えた。 大原町の古町で生まれ育った渓哉は、実紀や仲間たちと野球を続け、地方大会二回戦で高校生最後の夏を終えた。 「自分はこれから何をしたいのか」 親友の実紀は将来なりたい自分がある。焦燥感で受験勉強に身が入らない渓哉の前に、一人の美しい女性が現れる。 兄の淳也は、急死した父の葉茶屋「まなか屋」を継ぐため美作に戻ってきた。 兄に逢いにやってきた里香に淡い恋心を抱くようになる渓哉だが… 紺碧の空が広がり、麦藁帽子が風に舞った夏も過ぎ、茶葉の香りとオルガンの心地よい音色に包まれる。いつの間にか秋茜が飛ぶ季節を迎えた。 美作の風景を思い描きながら心がゆるりと解きほぐされていくようだった。 青春のただ中で彼らを揺らし続けるもの。大人になれないもどかしさも、恋心も、いつか「一人でも大丈夫」と前を向いて歩き出せるよう、そっと背中を押してくれる物語でした。
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表紙を捲ると出てきた野球のイラストに思わず驚いた。私はいつも本を借りる時に表紙のイラストやタイトルで決めるのだが、偶然か自分の大好きな野球関連の話を手に取ることが多い。 今回の作品も自分が実際に行ったことがある「マスカット球場」が出てきて親しみを持ちながら読み進めることが出来た。...
表紙を捲ると出てきた野球のイラストに思わず驚いた。私はいつも本を借りる時に表紙のイラストやタイトルで決めるのだが、偶然か自分の大好きな野球関連の話を手に取ることが多い。 今回の作品も自分が実際に行ったことがある「マスカット球場」が出てきて親しみを持ちながら読み進めることが出来た。 内容としてはなんの捻りもないThe青春の典型と言った形の作品だった。ただ、私が昨年実際に受験生だったこともあり、主人公が自分の未来を決めきれない姿や、自分の意思を貫いて行動出来ている身近な人に羨望の眼差しを向けている姿など、過去の私と重なる点がいくつもあった。 大学生となった今で尚、自分が将来なにになりたいのか漠然と決めきれていない。 そんな自分を後押ししてくれるような作品。
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主人公が住む町に、美人がやってきた。 しかし、その美人は、主人公が住む町の観光地は知らないのに、町民しか知らないようなところは知っていた。不思議なその人に惹かれつつある主人公だったが、実は主人公の兄の元カノで、兄に会いに来たという物語だった。 後半に近づくにつれ、なんだか切なくなった。 色んな物語をかく、あさのあつこさんだが、こんなに切ないのも書くんだと思った。
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