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化人幻戯 江戸川乱歩文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 春陽堂書店 |
発売年月日 | 2015/11/01 |
JAN | 9784394301578 |
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化人幻戯
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
初出は『別冊宝石』1954年11月、『宝石』1955年1月~10月。 日本敗戦後、50代になったダンディな明智小五郎が登場するミステリー。元侯爵家の美貌の夫人が殺人に快楽を感じる異常者だった、という物語。江戸川乱歩という探偵作家も登場する。 望遠鏡や双眼鏡で事件の現場を見てしまう(これがトリックにも使われている)という挿話や、精神分析とトラウマの主題が持ち込まれている点など、ヒッチコックの映画を思わせる展開。最後の犯人との対決の場面で、明智が全身タイツならぬ全身ビロードのスーツであらわれる場面があって驚かされる。その対決の場所が麹町区番町に残されていた防空壕の中だったことも「戦後」の空気を感じさせる。この時期の番町には、まだ戦災による空き地が残されていたのだ。
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小学生の頃 夢中で読んだ少年探偵シリーズに、乱歩没後弟子が本作を子供向けにリライトして追加したものが「白い羽根の謎」 それまでのシリーズは本来から子供向けに書かれていたため、宇宙人や怪人、道化師などマンガチックなキャラクターとストーリーであったが、この一連の没後に追加された作品群...
小学生の頃 夢中で読んだ少年探偵シリーズに、乱歩没後弟子が本作を子供向けにリライトして追加したものが「白い羽根の謎」 それまでのシリーズは本来から子供向けに書かれていたため、宇宙人や怪人、道化師などマンガチックなキャラクターとストーリーであったが、この一連の没後に追加された作品群はどれも成人向けの本格推理小説や猟奇物語がベースであるため、趣きがガラリと一変する。私にとっては「白い羽根の謎」が初めての推理小説であり、読み進めるにつれ鳥肌が立つような戦慄に包まれた記憶が鮮明に残っている。 その後多くの名作推理小説を読んで来たため、改めて原作にあたるこの「化人幻戯」を読んでも いささか古さを感じるだけなのは致し方ない事かも知れない。 少年探偵シリーズは少年向けであるがために小林少年を登場させたと思っていたが、本作にも〝リンゴのように可愛い小林少年〟が登場し、明智小五郎と二人で生活している。作者 江戸川乱歩もそういう趣味だったのだろうか…
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