仕事力を高めるデジタル文章術

河口鴻三(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞出版社
• 発売年月日: 2015/11/01
• JAN: 9784532320485

商品レビュー

2020/03/02

仕事を効率に行うためのノウハウを勉強できればと手にとった。
結論として、今日からやってみたいと思えるような目新しいノウハウは得られなかった。PCの辞書登録機能の様々な活用法を書いているが、大量に文章を書く人を想定している印象。タイトルやまえがきに謳われるほど万人に有効な方法を書いた内容ではないと感じた。
しかし、他の文献の引用文など面白いものが多く、ハウツー本でなく教養本として読むと楽しめた。

以下、面白いと感じた点のメモ。
漢語と和語の比較：和語はより柔かい印象で、謝罪などにむく。漢語は、大人数に対し明確な主張をする際に有効。
暗黙主語：日本語は主語を明記しない場合が多い。主語を全く書かない“坊っちゃん”の冒頭と、ほぼ全ての文に主語を書く“村上春樹”の文体の比較。漢語と和語の比較同様、使い分けが重要。

2017/06/17

キーボードの話で、日本は母音が多いとあった。
考えてみれば当たり前なのに、今まで気づかなかった。
「和語」と「漢語」の話も勉強になった。