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安保関連法反対声明・アピールを読む
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 北海道新聞社 |
発売年月日 | 2015/10/28 |
JAN | 9784894538016 |
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安保関連法反対声明・アピールを読む
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あれから5ヶ月が経とうとしている。参議院選挙まであと半年しかない。 私の周りはみんな大変なこだ、と言っているし、焦りを感じている。しかし、国民全体はどうなのか。まるで日本国全体が「いい湯だな」という感じで、ぼんやりしているように思える。そのまま「茹でがえる」になろうとしている。...
あれから5ヶ月が経とうとしている。参議院選挙まであと半年しかない。 私の周りはみんな大変なこだ、と言っているし、焦りを感じている。しかし、国民全体はどうなのか。まるで日本国全体が「いい湯だな」という感じで、ぼんやりしているように思える。そのまま「茹でがえる」になろうとしている。 ここに掲載している声明、抗議談話、意見書、アピールは、しかし日本の「一部の声」ではない。ありとあらゆる立場の学者が参加する声明、日本弁護士連合会、安保関連法に反対するママの会、SEALDs、日本ペンクラブ、日本児童文学者協会、自由と生命を守る映画監督の会、連合、全労連、日本消費者連盟、主婦連合会、日本YMCA、NGOグリーンピース、岩手県議会、9条の会。等々等々、44の文章が載っている。日本左翼とかでも断じてなく、「良心的知識人」でもない。もっと真ん中に、ぼんやりしていなく、目を覚まして社会を見ている国民ならば誰でも当てはまるような、そんな人々の言葉と言葉によって構成されているのだ。 この人々は消えていない。そのことを改めて確認して、少し元気が出た。 私は「京都大学有志」より7月に発せられたこんな言葉が心に残っている。 声明書 戦争は、防衛を名目に始まる。 戦争は、兵器産業に富をもたらす。 戦争は、すぐに制御が効かなくなる。 戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。 戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。 戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。 精神は、操作の対象物ではない。 生命は、誰かの持ち駒ではない。 海は、基地に押しつぶされてはならない。 空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。 血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、 知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。 学問は、戦争の武器ではない。 学問は、商売の道具ではない。 学問は、権力の下僕ではない。 生きる場所と考える自由を守り、創るために、 私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。 2016年2月17日読了
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